住宅ローンおすすめ比較[2016年]
2016年9月23日公開(2016年11月17日更新)
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「住宅ローンおすすめ比較[2016年]」

著者・コラム紹介

住宅ローンおすすめ比較[2016年]

ザイ・オンライン編集部

3大疾病などに備える、住宅ローンの団信保険は
「みずほ銀行」や「三菱東京UFJ銀行」がおすすめ!
保険料が安く、ローンと別払いで途中解約が可能

 金融機関による住宅ローン獲得競争が激化する中で、「団体信用生命保険(特約)」に3大疾病などの補償を上乗せできる、上乗せの団信保険が増えている。しかし、あまりにも種類が多いためどれを選んだら良いのか分かりにくく、また、よく考えずに選ぶと、むしろ家計を圧迫してしまう可能性すらある。そこでおすすめなのが、「上乗せ団信」の中でも、保険金の支払い条件によって保険料を抑え、さらに途中解約を可能にした商品だ。

 団体信用生命保険とは、借りた人が死亡したり、指定された高度障害状態になったりした場合に、その時点でのローン残高分が保険金として支払われ、その後の支払いが不要になる生命保険のことだ。

 住宅金融支援機構が提供する最長35年の固定金利住宅ローン「フラット35」の場合、団体信用生命保険に加入するかどうかは任意となっているが、大半の人は加入している。保険料は、住宅ローンの借入残高で決まり、ローン返済とは別に年1回支払う。一方、民間の金融機関の住宅ローンの場合、借り入れの条件として団体信用生命保険への加入が定められていることが多く、保険料は金利に含まれているため、別途支払う必要はない。

 一方で最近、どの金融機関も「上乗せ団信」の開発を強化している。住宅ローンの金利引き下げ競争は限界に近づいており、差別化を図ることによって収益を増やそうとしているのだ。例えば「3大疾病保障付き」の商品なら、無料で付いてくる通常の団体信用生命保険に補償を上乗せすることができる。がん、急性心筋梗塞、脳卒中という日本人の死因ベスト3の病気に罹った場合、その時点でのローン残高相当の保険金が、残ったローンの支払いに充当される。加入には一定の条件があるが、「生前の万が一」が気になる人にとっては、魅力的だろう。

「上乗せ団信」の保険金支払い条件は意外と厳しい
保険料が高く、途中解約ができないものもある

 しかし、「上乗せ団信」には様々な注意点もある。

 第一に、保険金が支払われる条件のハードルが意外に高いということだ。「3大疾病保障付き」の多くは、がん(悪性新生物)と診断されればすぐに保険金が支払われるが、初期のがんである「上皮内がん等」は対象外となる。急性心筋梗塞や脳卒中は、発症しただけでは保険金は支払われず、60日以上働けなかったり、一定の症状が続いたりすることが条件となる。

 第二に、保険料が高く、支払いがばかにならないということだ。「3大疾病保障付き」の場合、通常の団体信用生命保険に年0.3%の金利を上乗せするというのが一般的だ。例えば3000万円の借入残高があるとすると、単純計算でその年だけでも9万円も支払うことになる。

 第三に、いったん加入すると、途中解約ができないものがあるということだ。これは、保険料を金利に上乗せすることが理由だ。途中でやめたらその分、金利を下げればいいように思うが、契約やシステムの関係で対応が難しいのが現状だ。

 そこで、ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんはこうアドバイスする。「疾病保障はつけないという選択肢ももちろんありますが、つけるなら私がおすすめしているのは、“当初は返済額分をカバーし、働けない状態が継続した段階でローン残高ゼロになる”タイプの保険です。さらに、“保険料を金利上乗せで支払うのではなくローン返済と別に月払いできる”タイプであることが望ましいです。いきなりローン残高がゼロになるわけではないため、その分保険料が安く、しかも金利上乗せではないので途中で外すこともできるからです」

みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行の上乗せ団信なら
保険料が金利上乗せでないから、途中解約ができる

 具体的には、みずほ銀行の「8大疾病補償」、「8大疾病補償プラス」や三菱東京UFJ銀行の「7大疾病保障付住宅ローン 安心の保険料タイプ(保険料支払型)」などがあてはまる。

 みずほ銀行の「8大疾病補償」は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中の3大疾患のほか、高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎という5つの生活習慣病を対象に、働けなくなった場合は最長1年間、毎月のローン返済が免除され、それでも同じ状況が続いていれば残債が一括して補償される。「入院など働けない状態が継続した後に、ローン残高がゼロになる」仕組みを取り入れているため、保険料が安くなるのだ。保険料は借り手の年齢、住宅ローンの借入残高、毎月の支払額などで決まる。例えば、35歳で加入し借入金額2000万円、借入期間35年、金利1.5%、元利均等返済の場合、みずほ銀行の「8大疾病補償」なら初回の保険料は月額477円、5年後でも月額703円で、最も高くなる25年後でも月額1844円だ。

 また、三菱東京UFJ銀行の「7大疾病保障付住宅ローン 安心の保険料タイプ(保険料支払型)」は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中の3大疾患のほか、高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変という4つの生活習慣病を補償する。「7大疾病保障付住宅ローン 安心の保険料タイプ(保険料支払型)」を、みずほ銀行と同様の条件でシミュレーションすると、初回の保険料は月額306円、5年後は月額646円で、最も高くなる25年後でも月額3904円だ。

 みずほ銀行と三菱東京UFJ銀行の「上乗せ団信」の特徴




 商品  保険料の払い方  途中解約
(1)団体信用生命保険(死亡+高度障害)  無料(金利に含む)  不可
(2)3大疾病保障特約付き団体信用生命保険
<(1)の上乗せ商品>
 金利に上乗せ
(+年0.3%)
 不可
(3)8大疾病保障/8大疾病保障プラス
<(1)の上乗せ商品>
 返済と別に月477円※  可




U
F
J

 商品  保険料の払い方  途中解約
(1)団体信用生命保険(死亡+高度障害)  無料(金利に含む)  不可
(2)7大疾病保障付住宅ローン(金利上乗せ型)
<(1)の上乗せ商品>
 金利に上乗せ
(+年0.3%)
 不可
(3)7大疾病保障付住宅ローン(保険料支払い型)
<(1)の上乗せ商品>
 返済と別に月306円※  可
※ 35歳加入、借入金額2000万円、借入期間35年、金利1.5%、元利均等返済の場合の初回保険料

 

 どちらの商品も保険料の支払い方法は、金利上乗せではなく、ローン返済とは別に口座から引き落としするため、将来、貯蓄が増えたり、ローン残高が減ったりして、ローン返済に困るリスクが少なくなれば、途中解約することも自由だ。もちろん、家計の状況によれば疾病保障保険を付けないという選択もある。将来のリスクを検討した上で、「上乗せ団信」をうまく利用しよう。

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※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)変動金利>
0.571% 0.507% 0円 32.4万円
【楽天銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
金利、諸経費が安いだけでなく、固定金利期間終了後に適用される金利も安めで、実質金利で見て競争力が高い。事務手数料は一律32万4000円であり、他のネット銀行の多くが採用する2.16%に比べて安い。また、事前審査の結果は最短で翌日、本審査は3~4日で回答する。店舗に行かず契約が可能
2位 ◆ARUHI <MR.住宅ローンREAL 変動金利 頭金20%以上>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【ARUHIの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIモーゲージから社名変更した住宅ローン専門の金融機関。フラット35の実行件数ナンバー1で、全国の店舗で相談可能。金利設定は低いが、諸経費は2.16~3.24%と比較的高め。8疾病保障特約(保険料別)も付帯できる。事前審査は最短で当日、本審査は最短3営業日のスピード審査が特徴
ARUHIの住宅ローンの公式サイトはこちら
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2位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。変動金利の競争力が高く、業界トップクラスの低金利となっている。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯。ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短即日回答、契約は最短10日とい短期間での契約が可能だ
じぶん銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
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2位 住信SBIネット銀行 <当初引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。通常の団信に加えて、「8疾病保障」を無料で付帯しており、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている
5位 ソニー銀行 <変動セレクト 変動金利>
0.678% 0.549% 0円 借入額×2.16%
【ソニー銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
「変動セレクトローン」は変動金利向けの商品で、手数料は借入額の2.16%かかるものの、表面金利が低いので、実質金利でも競争力がある。もう一つの商品である「通常の住宅ローン」は全期間固定と一定期間固定の商品に強みがあり、借り入れ時の金利が低いだけでなく、固定期間終了後の金利も低めに設定されている。全期間固定(20年超)なら、こちらを選ぼう。
ソニー銀行のお申し込みはこちら
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6位 イオン銀行 <金利プラン(定率型) 変動金利>
0.699% 0.570% 0円 借入額×2.16%
【イオン銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
イオンでの買い物が5年間、5%オフになる(買い物額で年間90万円まで)ので、合計で最大22.5万円分のメリットがある。固定期間終了後の金利優遇幅が大きく、実質金利では上位に顔を出す。売買契約金額・工事請負契約金額の105%まで借りられるので、諸経費やリフォーム費用も住宅ローンと一緒に、低い金利で借りられる
イオン銀行の住宅ローンのの公式サイトはこちら
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