住宅ローンおすすめ比較[2018年]
2017年6月15日公開(2018年5月30日更新)
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ザイ・オンライン編集部

住宅ローンの上乗せ団信って加入すべき?
保険料が安く、途中解約が可能な
みずほ銀行、三菱UFJ銀行がおすすめ!

 銀行による住宅ローン獲得競争が激化する中、「団体信用生命保険(団信)」に3大疾病など補償を上乗せできる、「上乗せ団信」が増えている。しかし、あまりにも種類が多いためどれを選んだら良いのか分かりにくく、またよく考えずに選ぶと、むしろ家計を圧迫してしまう可能性すらある。そこでおすすめなのが、「上乗せ団信」の中でも、保険金の支払い条件によって保険料を抑えられ、さらに途中解約が可能な商品だ。

 団体信用生命保険とは、借りた人が「死亡」したり、「指定された高度障害状態」になったりした場合に、その時点でのローン残高分が保険金として支払われ、その後の支払いが不要になる生命保険のこと。

住宅金融支援機構が提供する最長35年の固定金利住宅ローン「フラット35」は、2017年10月1日から団信保険料が金利に含まれるようになり、従来よりお得に借りられるようになった。「団信抜き」のフラット35も借りられるが、大半の人は「団信込み」のフラット35を借りている。

 一方、民間の銀行の住宅ローンについても、借り入れの条件として団信への加入が定められていることが多く、保険料は金利に含まれているため、別途支払う必要はない。

 一方で最近は、どの民間銀行も「上乗せ団信」の開発を強化している。住宅ローンの金利引き下げ競争は限界に近づいており、差別化を図ることによって収益を増やそうとしているためだ。例えば「3大疾病保障」は、通常の団信(無料)に、補償を上乗せすることができる。ガン、急性心筋梗塞、脳卒中という日本人の死因ベスト3の病気に罹った場合、その時点でのローン残高相当の保険金が、残ったローンの支払いに充当される。加入には一定の条件があるが、生前の万が一が気になる人にとっては、魅力的だろう。

「上乗せ団信」の保険金支払い条件は意外と厳しい
保険料が高く、途中解約ができないものもある

 しかし、「上乗せ団信」には様々な注意点もある。

 第一に、保険金が支払われる条件のハードルが意外に高いということだ。「3大疾病保障付団信」の多くは、ガン(悪性新生物)と診断されればすぐに保険金が支払われるが、初期のガンである「上皮内ガン等」は対象外となる。急性心筋梗塞や脳卒中は、発症しただけでは保険金は支払われず、60日以上働けなかったり、一定の症状が続いたりすることが条件となる。

 第二に、保険料が高く、支払いがバカにならないということだ。「3大疾病保障付団信」の場合、通常の団信に年0.3%の金利を上乗せするというのが一般的だ。例えば3000万円の借入残高があるとすると、単純計算でその年だけで9万円も支払うことになる。

 第三に、いったん加入すると、途中解約ができないものがあるということ。これは、保険料を金利に上乗せするためだ。途中でやめたらその分、金利を下げればいいように思うが、契約やシステムの関係で対応が難しいのが現状だ。

 そこで、ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんはこうアドバイスする。「疾病保障はつけないという選択肢ももちろんあります。もし、つけるのならば、私がおすすめしているのは、“当初は返済額分をカバーし、働けない状態が継続した段階でローン残高ゼロになる”タイプの保険ですさらに、“保険料を金利上乗せで支払うのではなくローン返済と別に月払いできる”タイプであることが望ましいです。いきなりローン残高がゼロになるわけではないため、その分保険料が安く、しかも金利上乗せではないので途中で外すこともできるからです」

みずほ銀行や三菱UFJ銀行の上乗せ団信なら
保険料が金利上乗せでないから、途中解約ができる

 具体的には、みずほ銀行の「8大疾病保障」、「8大疾病保障プラス」や三菱UFJ銀行の「7大疾病保障付住宅ローン 安心の保険料タイプ(保険料支払型)」などがあてはまる。

 みずほ銀行の「8大疾病保障」は、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中の3大疾患のほか、高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎という5つの生活習慣病を対象に、働けなくなった場合は最長1年間、毎月のローン返済が免除され、それでも同じ状況が続いていれば残債が一括して補償される。「入院など働けない状態が継続した後に、ローン残高がゼロになる」仕組みを取り入れているため、保険料が安くなるのだ。

 保険料は借り手の年齢、住宅ローンの借入残高、毎月の支払額などで決まる。例えば、35歳で加入し借入金額2000万円、借入期間35年、金利1.5%、元利均等返済の場合、みずほ銀行の「8大疾病保障」なら初回の保険料は月額477円、5年後でも月額703円で、最も高くなる25年後でも月額1844円だ。

 また、三菱UFJ銀行の「7大疾病保障付住宅ローン 安心の保険料タイプ(保険料支払型)」は、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中の3大疾患のほか、高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変という4つの生活習慣病を補償する。「7大疾病保障付住宅ローン 安心の保険料タイプ(保険料支払型)」を、みずほ銀行と同様の条件でシミュレーションすると、初回の保険料は月額306円、5年後は月額646円で、最も高くなる25年後でも月額3904円だ。

 みずほ銀行と三菱UFJ銀行の「上乗せ団信」の特徴




 商品  保険料の払い方  途中解約
(1)団体信用生命保険(死亡+高度障害)  無料(金利に含む)  不可
(2)3大疾病保障特約付き団体信用生命保険
<(1)の上乗せ商品>
 金利に上乗せ
(+年0.3%)
 不可
(3)8大疾病保障/8大疾病保障プラス
<(1)の上乗せ商品>
 返済と別に月477円~※  可




U
F
J

 商品  保険料の払い方  途中解約
(1)団体信用生命保険(死亡+高度障害)  無料(金利に含む)  不可
(2)7大疾病保障付住宅ローン(金利上乗せ型)
<(1)の上乗せ商品>
 金利に上乗せ
(+年0.3%)
 不可
(3)7大疾病保障付住宅ローン(保険料支払い型)
<(1)の上乗せ商品>
 返済と別に月306円~※  可
※ 35歳加入、借入金額2000万円、借入期間35年、金利1.5%、元利均等返済の場合の初回保険料

 どちらの商品も保険料の支払い方法は、金利上乗せではなく、ローン返済とは別に口座から引き落としするため、将来、貯蓄が増えたり、ローン残高が減ったりして、ローン返済に困るリスクが少なくなれば、途中解約することも自由だ。

【関連記事はこちら!】
⇒「みずほ銀行の住宅ローンの金利・手数料は? ネット専用ローンはネット銀行並みの低金利。『8大疾病補償』は月払いで安く、中途解約も可能
⇒「三菱UFJ銀行の住宅ローンの金利・手数料は? 2007年から9年連続で取扱残高1位を達成。独自商品の35年固定型は業界最低水準の金利

 また、「全疾病保障」を無料で付帯しているのが、住信SBIネット銀行だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている。じぶん銀行についても、がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯している。こうした、無料で保険を付帯している銀行を選ぶのもいいだろう。

【関連記事はこちら!】
⇒「無料の疾病保障団信がついた住宅ローンを徹底比較!住信SBIネット銀行、じぶん銀行のどちらが有利?

 上乗せ団信については、各銀行が様々な商品を投入しており、「加入しないといけない」と考えてしまうかもしれないが、家計の状況によっては疾病保障保険を付けないという選択もある。将来のリスクと、家計の状況を見比べた上で、「上乗せ団信」をうまく利用しよう。

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表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.585%
がん50%保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。変動金利の競争力が高く、業界トップクラスの低金利となっている。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯
【関連記事】[じぶん銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利は業界トップクラスの低金利!がんになると住宅ローンが半減する団信が無料
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1位 ◆住信SBIネット銀行 <通期引下げプラン 変動金利>
0.585%
全疾病保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。借り換えを重視しており、変動金利(通気引き下げプラン)は、新規借入よりも金利を低く設定している。また、通常の団信に加えて、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯しているので、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている。
【関連記事】[住信SBIネット銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利・固定金利ともに低い金利水準!保証料や繰上返済だけでなく、全疾病保障も無料
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1位 ◆ソニー銀行 <変動セレクト 頭金10%以上 変動金利>
0.585% 0.457% 0円 借入額×2.16%
【ソニー銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
外貨預金などで有名なソニーグループの銀行。「変動セレクトローン」は変動金利向けの商品で、手数料は借入額の2.16%かかるものの、表面金利が低いので、実質金利でも競争力がある。新規借入で頭金が10%以上あれば、借り換えよりも低い金利が適用される。
【関連記事】[ソニー銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]業界トップクラスの低金利や安い諸経費が人気!来店不要で迅速な対応が売りで、対面相談も可能!
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1位
◆au住宅ローン <KDDI 全期間引下げプラン 変動金利>
0.585%
がん50%保障付き
0.457%
0円
借入額×2.16%
【au住宅ローンのメリット・おすすめポイント
携帯電話のauユーザーが、じぶん銀行が提供する「au住宅ローン」を借りると、毎月500円分キャッシュバック(チャージ)されるという特典が付いている。特典は最大3万円分(5年間)受け取れる。じぶん銀行の住宅ローンは変動金利の競争力があり、トップクラスの低金利だ。また、がんと診断されると住宅ローン残高が50%になる疾病保障「がん50%保障団信」が無料で付いているので安心感が高い。KDDIがじぶん銀行の代理店となり販売している。
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1位 ◆SBIマネープラザ <店舗相談MR.住宅ローンREAL 頭金20%以上>
0.585%
全疾病保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【SBIマネープラザの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ。「MR.住宅ローンREAL」は住信SBIネット銀行の商品で、銀行代理店業者として販売する。変動金利は低金利で競争力があり、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯する。SBIマネープラザの支店で相談する、対面用の商品。
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