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ベストセラー対談
【第25回】 2016年9月12日
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和田裕美 [営業コンサルタント],加藤昌治

なりたい未来を手帳に書くことで
一歩一歩具現化されていく。
『和田裕美の営業手帳』和田裕美×『考具』加藤昌治 対談【後半】

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「和田さんの手帳はどうして12年もヒットしているのですか?」こんな、加藤さんのざっくばらんな質問から始まった本対談。それもそのはず、お二人は、今秋、売れる営業マンになるノウハウを伝授するイベント『ウレフェス』を企画し登壇するなど、仕事のパートナーであり、友人でもあるんです。顔を合わせればいつも熱いディスカッションが繰り広げられるため、本日は、なぜ営業手帳が支持されて続けているのか、『考具』を始め企画にまつわる書籍を多数執筆する加藤さんならではの視点で、探ってもらうことにしました。連載後半は、和田さん自身が実践する未来手帳についてひもときます。なぜ書くだけで、頭の中で描いた夢が具現化されるのでしょうか。(構成:両角晴香 撮影:疋田千里)

手帳は「2冊持ち」が成功の秘訣

加藤 僕も手帳を使ってますが、おそらく“受け身”の使い方なんです。仕事で一緒している人たちから「来週水曜日、空いてます?」と言われて手帳に日程を書く、パターン。

加藤昌治(かとう まさはる)
1994年大手広告会社に入社。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画の立案、実施を担当。主な著書は『考具』(CCCメディアハウス)、『発想法の使い方』(日経文庫)、ナビゲーション(編訳と使用法解説)を担当した書籍に『アイデア・バイブル』(ダイヤモンド社)がある。

和田 前のめりで予定を入れることはないんですか?

加藤 あるといえばありますけど、ガチガチでもなかったりして。せっかく自分で予定を書いても、横から急ぎ案件が入るとそちらを優先することがよくあります。それに比べると、和田さんはすごく能動的に手帳を使っていますよね。予定、という単語の意味が僕とは違うかもしれない。

和田 あはは。私にとって手帳は未来を作れる道具です。決まっていないこと、まだ起きてないことをワクワクしながら書くことがとても大事だと思うんです。これ初めて話すのですが、私がこっそりやっているとっておきの手帳の使い方があるんです。

加藤 やっぱりなんか秘密があるんですね……(笑)。

和田 あはは……実は私は手帳を2冊使っているんです。片方はビジネス用として使い、もう1冊は1週間後の「こうなったらいいな」と思う予定を書き込むためなんです。まあ、未来手帳ですね。ワクワクする出会いや、嬉しいことなど抽象的でいいので、「この日はきっと良い日だ」という未来を手帳に書き込んでおくと、その楽しい予定に向かって行動できるようになるんです。ナビみたいなもんですね。

加藤 未来手帳? その狙いはなんですか?

和田 思っていることを書き出すことは、願いが具現化する第一歩だと思うんですね。手帳を「未来日記」のようにして使うと、自分が思い描く通りの未来が作りやすいということ。

加藤 効果ってあるんですか?

和田 はい、私は100%効果を感じます。なんでなのかというと、「良い未来になる」と、1秒でも多く考えるようになるからです。現時点で営業成績が全然だめでも、1週間後に大どんでん返しが起こる可能性はゼロではないわけですよね。

加藤 いいことを考える時間を増やせと……。

和田 はい。オリンピックを見ていて思ったのですが、最後の最後まで勝ちを信じきれた人がどんでん返しで金メダルを取っています。「もう負けた」とか「無理」とか思っている人が勝てるわけない。いまネガティブなのに、3日後、1週間後の未来を明るくポジティブに考えることなんてまず無理ですしね。

加藤 たしかに!

和田 実際に「いいことしか書かない未来手帳」を書くことによって、良い未来を想像する習慣ができてきます。そうなると、多少ネガティブなことがあっても、もう一度自分の真の願いを思い出して、道に迷うことなく軌道修正もできるのです。

加藤 おっしゃることはよく理解できます。ただ、それを手帳に書くだけで習慣づけるのは、ややハードルが高くないですか?

和田 あ、そうですか?(笑)

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和田裕美(わだ・ひろみ) [営業コンサルタント]

外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、プレゼンしたお客様の98%から契約をもらうという「ファン作り」営業スタイルを構築し、オリジナルの営業手法によって日本でトップ、世界142カ国中2位の成績を収めた女性営業のカリスマにして先駆者。 短期間に昇進を重ね、女性初、最年少で2万人に1人しかたどりつけないと言われる支社長となる。その後、企画室長、マーケティング部長、最後には最年少の営業部長となり、全国20支店、100名を統括する立場となる。当該企業の日本撤退に伴い独立。執筆活動の他、営業・コミュニケーション・モチベーションアップのための講演、セミナーを国内外で展開している。 著書は女性ビジネス本の先駆けとなった『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』はじめ、『幸せをつかむ! 時間の使い方』『人づきあいのレッスン』『「やる気」が出るコツ、続くコツ』(以上、ダイヤモンド社)、『和田裕美の人に好かれる話し方』(大和書房)、『失敗してよかった!』(ポプラ社)など多数。

加藤昌治(かとう・まさはる)
大手広告会社勤務。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画の立案、実施を担当。著書に『考具』(阪急コミュニケーションズ、2003年)、『アイデア会議』(大和書房、2006年)、『アイデアパーソン入門』(講談社、2009年)がある。
 


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