株式レポート
9月7日 17時2分
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マネックス証券

日経平均急激な円高進行を嫌気し69円安と反落も一定の底堅さ示す - 市況概況

日本株式市場

日経平均急激な円高進行を嫌気し69円安と反落も一定の底堅さ示す

1.概況
本日の日経平均は69円安の1万7012円と小幅に反落しました。TOPIXやJPX日経400も反落した一方で、新興市場のマザーズ指数は2%近く上昇しています。昨日の米国市場でナスダック総合指数が史上最高値を更新するなど主要指数は上昇しましたが、発表されたISM非製造業景況指数が市場予想を大幅に下回る低調な内容だったことから早期利上げ観測が後退し、ドル安円高が進みました。昨日の大引け時点からドル円が2円ほど円高に振れたことを受け、日経平均は144円安の1万6937円と1万7000円の節目を割り込んで寄り付きました。日経平均は寄り付き後に180円安近くまで下げ幅を広げましたが、そこが1日の安値となるとその後は徐々に下げ幅を縮めました。前場を111円安で終えた日経平均は、後場寄りこそやや下げ幅を広げましたが徐々に持ち直すと14時過ぎに1万7000円の節目を回復しました。その後1万7000円を割り込む場面もみられましたが、引けにかけて下げ幅を縮めた日経平均は、小幅に反落したものの1万7000円の節目を保って大引けをむかえました。東証1部の売買代金は2兆1267億円と8月31日以来1週間ぶりに2兆円の節目を上回りました。東証33業種は、電気・ガス業、その他製品、サービス業などディフェンシブセクターを中心とした14業種が上昇した一方で保険業、銀行業など19業種が下落しています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金トップに入った任天堂(7974)は5%近い大幅高となりました。外資系証券が業績予想を引き上げたことなどが好感されたようです。メガバンク3行やトヨタ自動車(7203)、ソフトバンクグループ(9984)などその他の売買代金上位銘柄は下落した銘柄が目立ちました。こうしたなか昨日の大引け後に日経平均への採用が発表された楽天(4755)は売買代金5位の商いを集めて7.2%高の大幅上昇となりました。指数採用によって投資信託等による買い需要が増加することが好感されました。一方、飲食店情報サイトの食べログなどを運営するカカクコム(2371)は5%近い大幅安となり、年初来安値を更新しました。短文投稿サイト等で食べログの運営方法について批判的な書き込みがあったことなどが材料視されたとみられます。

【VIEW POINT: 明日への視点】
急激な円高進行を嫌気して下落した日経平均ですが、後場から持ち直して1万7000円の節目を回復するなど一定の底堅さをみせました。引き続き日米の金融政策を巡る思惑が市場を動かす展開になりやすいとみられます。今夜の米国市場では米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表されます。同報告は次回の連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料となることから、米国経済についてどのような認識が示されるかによって9月利上げを巡る思惑も変化しやすいとみられ注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕)


中国株式市場

上海市場は小幅続伸もほぼ横ばい 香港市場は小幅反落

上海総合指数:3,091.93(+1.22)
香港のハンセン指数(日本時間16時時点):23,712.74(-74.94)

1.概況
<中国本土市場>
上海総合指数は小幅に続伸したもののほぼ横ばいでした。寄り付き直後に一時マイナスに転じた上海総合指数ですが、財政当局などが9月上旬に新規の官民パートナーシップ(PPP)プロジェクトを公表すると伝わったことが好感され、しばらくしてプラス圏に浮上し一時節目の3,100ポイントを回復する場面もありました。しかし、3,100ポイントを超えたところで上値が重い展開となり、下げ幅を縮めると引け間際に一時マイナスに転じました。結局、上海総合指数は大引け時点ではわずかにプラス圏に浮上したもののほぼ横ばいで取引を終えています。

<香港市場>
ハンセン指数は小幅に反落しています。昨日の米国株の上昇を受けて買いが先行したハンセン指数ですが、昨日まで4日連続で年初来高値を更新していただけに利益確定売りが優勢でまもなく下落に転じると下げ幅を広げ一時0.4%安まで売られました。但し、米国の早期利上げ懸念の後退や中国からの資金流入期待を背景に相場の先高観が根強く、下値は限定的でその後も小安い水準での揉み合いが続いています。日本時間16時時点で公益事業株指数と金融株指数がわずかに上昇する一方で、商工業株指数及び不動産株指数が反落となっています。

2.個別銘柄動向等(香港マーケット、日本時間16時時点まで)
香港市場では、外資系証券による目標株価の引き上げが好感されゴメエレクトリカル (国美電器・00493)が5%超上昇しています。また、中国保険監督管理委員会が生命保険商品のリスク管理などを強化する新規制を打ち出したことが好感されたほか、相場全体に対する出遅れ感もあって、保険のチャイナライフインシュアランス(中国人寿保険・02628)やピンアンインシュアランス (平安保険・02318)が大きく買われています。さらに、近づいてきた香港・深セン相互取引などから事業拡大期待でホンコンエクスチェンジ (香港証券取引所・00388)が一時1%近く上昇する場面がありましたが、買いが続かず日本時間16時時点でほぼ横ばいとなっています。

一方で、連日で上場以来の高値を更新していたインターネットサービスのテンセント (騰訊控股・00700)が利益確定売りから1%余り下げています。また、原油価格の反落を受けてペトロチャイナ (中国石油天然気・00857)が軟調推移となっています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川)

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(マネックス証券)


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