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美人のもと

優しさ一直線

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第87回】 2010年11月22日
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 他人に親切にされると「優しい」と思う。その優しさは人との関係をよくするし、優しい人が多い社会はやっぱり気持いい。

 優しさは大事だ。そして、美人はその優しさの取り扱いがとてもうまい。誰かを優しくさせる力を持っているように思う。なぜだか優しくしたくなるのだ。優しさを引き出し、優しさを上手に受け取る。

 たぶんその優しさを上手に受け取る瞬間に「美人のもと」が増えていく。ますます美人が美人になる。美人の周辺がどんどん優しさにあふれていく。

 その受け取り方にこそ、差が出るのではないかと思う。もちろん優しさをありがたくいただくのだが、必ず周辺への配慮を忘れないのだ。周辺を見渡すことを忘れず、受け止め方を調整する。個人への優しさはその人には確かに優しいのだが、周辺には迷惑をかけてしまうことも時々ある。二人だけの世界に入り込まないこと。

 たとえば、プレゼント。いただく人はうれしいけれど、いただけない人もいることに配慮する。

 やたら「優しい」を大声で連発する人がいる。強要するように。その人は受け取り方が下手だ。自分だけよければいいというように。そもそもあなたの求めている優しさって、周辺には迷惑だ。そうなると自分の周りから優しいことが減っていくのだ。そしてさらに受け取り方が下手になる。そうなると「美人のもと」は減っていく。

 優しさを上手に受け取ること。それは自分が優しさを上手に提供することから始まるのではないだろうか。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

「美人のもと」

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