ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

中国は鶏肉不足に直面、米国産種鶏の輸入禁止で

ロイター
2016年9月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
9月5日、中国がほぼ2年にわたり繁殖向け米国産鶏の輸入を禁じていることで、国内の鶏肉供給を脅かし、少なくとも過去10年で初めての鶏肉不足が発生した。写真は上海にある食肉処理場に吊るされる鶏。2013年4月撮影(2016年 ロイター/Stringer)

[北京 5日 ロイター] - 中国がほぼ2年にわたり繁殖向け米国産鶏の輸入を禁じていることで、国内の鶏肉供給を脅かし、少なくとも過去10年で初めての鶏肉不足が発生した。また、鶏肉の価格高騰も招く恐れがある。

 世界第2位の家禽(かきん)市場である中国は、白羽ブロイラー生産において、輸入種畜に依存している。このブロイラーはファストフード・チェーン店で使用されるもので、中国の鶏肉供給の半分以上を占めている。

 しかし、中国政府は昨年、2014年12月に北米で発生した鳥インフルエンザを受け、米国からの家禽類輸入を停止した。昨年末にもフランスに対し同様の輸入禁止措置を取ったことで、白羽色の祖父母世代の鶏である「原種鶏」の供給が急減している。

 原種鶏は、世界的な鶏育種大手のエビアジェン、コッブ・バントレス、グループ・グリモードのほぼ3社によって、育種改良されてきた産物だ。中国はこれまでのところ、白羽の種畜の育種には成功していない。

 繁殖用ひな輸入は昨年、2013年時から数量が半減したと、ファストフード大手のヤム・ブランズ傘下のケンタッキー・フライド・チキン(KFC)に鶏肉を供給する福建聖農発展が明らかにした。

 福建聖農発展の上半期報告によると、今年の輸入についても、来年の需要に備えたブロイラー生産に必要な量をはるかに下回っているという。

次のページ>> 物価圧力
1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


ロイター発 World&Business

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 World&Business」

⇒バックナンバー一覧