工芸技術がモダンに昇華された
三越伊勢丹グループの『SEKItoWA』コレクション

中川木工芸×佐藤喜代松商店の
漆塗りシャンパンクーラーと酒杯

ドン・ペリニヨンも認めた京指物の老舗、中川木工芸。京都随一の桶(おけ)職人といわれた祖父、重要無形文化財の父を継ぐ、中川周士氏が精力的に活動する工房だ。従来の漆器にはないマットな風合いは檜の木目を生かす、拭き漆という佐藤喜代松商店の技。シャンパンクーラー16万2000円、酒杯6万3720円。各限定1点、以降は受注生産〈SEKItoWA/日本橋三越本店 TEL03-3241-3311(大代表)〉
プリンス工業の朧銀塗りワインオープナー
ドン・ペリニヨンも認めた京指物の老舗、中川木工芸。京都随一の桶(おけ)職人といわれた祖父、重要無形文化財の父を継ぐ、中川周士氏が精力的に活動する工房だ。従来の漆器にはないマットな風合いは檜の木目を生かす、拭き漆という佐藤喜代松商店の技。シャンパンクーラー16万2000円、酒杯6万3720円。各限定1点、以降は受注生産〈SEKItoWA/日本橋三越本店 TEL03-3241-3311(大代表)〉

 

坂本商店の黒桟革スタジアムジャンパー
古くは甲冑に使われ、“革の黒ダイヤ”と賞賛された姫路発祥の黒桟革。日本古来の鞣しと漆塗りを駆使した革で、手作業で塗り重ねた漆はその異名に恥じないオーラがある。したたるような光沢を放つのみならず、堅牢性の面でも秀でている。幻の生地といわれたウィントンウールのリブも見もの。尾州の老舗、三星毛糸が復刻。64万8000円。限定1点、以降は受注生産〈SEKItoWA/日本橋三越本店〉
大塚製靴の天然本藍染め革のストレートチップ
旧国選定無形文化財である阿波藍師の外山良治氏と京都の呉服染色職人浅井直幸氏が生み出したスクモレザー。スクモ(=蒅)とはおよそ600年続く伝統の天然藍染め染料のことで、これを着物由来の天然灰汁(あく)建本藍染めで仕上げている。その革をさばいたのは日本最古の紳士靴メーカー、大塚製靴である。粋でモダンなストレートチップが完成した。17万2800円〈SEKItoWA/日本橋三越本店〉