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鉄材からまつ毛まで、中朝貿易の最前線に変化あるか

ロイター
2016年9月20日
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9月12日、中国遼寧省の丹東市にある国境検問所が、北朝鮮による5度目の核実験以来初めて業務を開始すると、れんがや排気管などあらゆるものを積んだトラックで溢れかえった。写真は故金正日総書記の肖像画が描かれたアルバムなどを売る中国遼寧省丹東市の土産店。12日撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)

[丹東(中国) 12日 ロイター] - 中国遼寧省の丹東市にある国境検問所が12日、北朝鮮による5度目の核実験以来初めて業務を開始すると、れんがや排気管などあらゆるものを積んだトラックで溢れかえった。

 北朝鮮の最も重要な同盟国である中国は、北朝鮮が過去最大規模の核実験を実施したことを非難しているが、孤立する隣国に対する追加的制裁措置については曖昧な態度をとっている。

 中朝貿易の約4分の3が経由する丹東市では、9日に行われた核実験以降、国境検問所における日頃のチェックが厳しくなったと語るトラック運転手もいれば、通常通りと話す者もいる。

 「あらゆる種類の物品や一般人向けの製品を運んでいる。商売は悪くない。私たちはとても忙しい」。車両用の排気管を輸送中の、Wangと名乗るトラック運転手はこう語った。

 Wangさんは、鴨緑江に架かる「中朝友誼橋」を渡って北朝鮮に入ろうと待機している中国人トラック運転手たちの1人だ。北朝鮮の建国記念日(9日)とそれに続く週末が終わり、交通が再開した。

 木枠や建設資材、鉄材、アルミニウム、天然ゴム、機械、れんが、さらには小さなブルドーザーなどを積んだトラックが、国境検問所の単一レーンで列を作っていた。

 北朝鮮による核や弾道ミサイル開発計画を阻止しようと国連が科す厳しい制裁措置には賛同してきた中国だが、貿易を完全に遮断することについては、北朝鮮の一般国民を巻き込み、ひいては国の崩壊につながりかねないとして慎重姿勢を保っていた。

 54歳の運転手、Ying Renさんは、丹東の国境を越えるあらゆる物が検査されていると話す。

 「あらゆることについて調べられる。ビール2本があるかさえ、彼らは見分けることができる。ビールを持っていること自体は気にしていないが、持っていることを把握している」とYingさんは話す。

 「制裁が実施されてから、化学薬品などは、核爆弾に使われるかもしれないとの理由で持ち出すことが禁じられた」

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