(写真はイメージです。本文と関係ありません)

ちょっと前の回で、五〇歳の時点で結婚経験のない“生涯未婚者”の割合は二〇・一%(二〇一〇年調べ)だったのが、二〇年後には二九・〇%に跳ね上がり、信じられないことに五〇歳男性の“三人に一人”が生涯未婚者になる――、という明治安田生命福祉研究所のアンケート結果を紹介した。

 ついでながら、もっと信じられないことに、二〇代男性の五三・三%、三〇代男性の三八・〇%が“異性との交際経験ナシ(二〇一六年調べ)”と答えていた驚愕のデータも紹介した。

 ハッピーマンデーの敬老の日に横浜DeNAベイスターズが初のクライマックスシリーズ進出を決めて喜んでいたら知り合いが「号外が出ていましたよ」と教えてくれたので急いで横浜駅に駆けつけてみたが間に合わなかったという話はとりあえず措いといて、祝日の横浜駅周辺は駅に隣接する商業施設の再開発工事が進められていることもあって大変な混雑なのだが、五三・三%の二〇代男性に異性との交際経験がないというデータに則れば、駅前ですれ違う二〇代男性の二人に一人は異性との交際経験がないことになる。三〇代男性なら、約五人に二人である。

 そんなばかな、とは思うのだが、個人的な興味で言わせてもらえば、異性との交際経験がないやつの“営業トーク”が気になるところではある。私たちが企業に取材に行くと、取材を終えた後でもよかったら食事でもご一緒になんてことがよくあり、夕食後も河岸を変えて二軒、三軒と飲み直すようなことはざらだ。

 すると、同席の上役や私たち取材者をとにかく笑わせる“座持ちのいい”若手広報マンというのがたまにいて、その企業とのつきあいが長いとよくわかるのだが、座持ちのよかった二〇代の若手や三〇代の中堅は、十年後十五年後にほぼ間違いなく出世しているのだ。あのメガバンクやこの自動車メーカー、あっちの外資系にいる本部長や統括部長さんらの若いころを知っているが、引き出しの多い人間ほど出世する見本のような人たちなのである(※個人的な経験と感想です)。

 人を飽きさせない人は、おそらく異性も飽きさせない。だから、異性との交際経験がない二〇代男性、三〇代男性の座持ちや話術に興味があるのである。たぶんつまらないと思うのだけど。

 異性との交際経験がない人生というのはどんなものかと思わず考えてしまうが、そんなもので驚いてちゃいけないような調査結果が過日、国立社会保障・人口問題研究所から発表された。