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徳岡晃一郎氏インタビュー
セミナーは“化学反応”を引き起こすネタ探しの場

2010年12月4日
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大小限らず、ビジネスセミナーは多く存在する。「働いている時間を割いてでも、収集したい情報がある」「情報武装して営業に生かしたい」など、参加する上での目標はあっても、実際は参加しただけで満足してはいないだろうか。日ごろ、コンサルティング業、経営大学院での指導を通じ、ビジネス教育の第一線に立つ徳岡晃一郎氏に、セミナー受講の心得を聞いた。

セミナーは解を暗記する場ではない
まずは、自分の課題と照らし合わせる

1957年東京生まれ。
東京大学教養学部卒業。オックスフォード大学経営学修士。現在、コミュニケーションコンサルティングで、世界最大手のフライシュマン・ヒラードの日本法人であるフライシュマン・ヒラード・ジャパンのパートナー/シニアバイスプレジデント。日産自動車人事部、欧州日産などを経て99年より現職。意識変革、コミュニケーションの活性化、人事制度、M&A後の組織統合などのコンサルティングを実施している。08年4月、多摩大学大学院経営情報学研究科教授に就任。主な著書に、『人事異動』(新潮新書)、『“本気”の集団をつくるチーム・コーチングの技術』(ダイヤモンド社)、『MBB:思いのマネジメント』(共著、東洋経済新報社)訳書に『リーダーシップ・コミュニケーション』(ダイヤモンド社)などがある。

――さまざまなお立場でお話をする機会が多いと思いますが、いちばん最初にお話をされたセミナーを覚えていますか?

 今でも覚えていますね。セミナーというより講演でした。私が日産で働いていた頃、1980年代後半です。GT-Rやシーマが登場した時で、風土や人事改革に取り組んでいました。たまたま、三菱重工の人がそれを知り、「話をしてくれませんか?」と声がかかったのがきっかけです。当時は、パワーポイントなどなかったので、OHPを使って、私が話すことになりました。そのときに思ったのが、こういうプレゼンテーションの場では、ちゃんとまとめて発表するのが大事なんだな、と。自分たちでやっていることの情報を棚卸しして整理し、人の前でちゃんとプレゼンすること、面白さや自由さに気づきました。

――コンサル業や講義など、レクチャーする側に立ってお話する機会が多いと思いますが、セミナー参加者をみて思うことは?

  セミナーに来ている人たちは、意欲的な人が多い。とても勉強してきている。そういう人たちが増えていって欲しいと思います。なかには、仕事をしてない人もいるし、時間があるから行くかという人もいる。部長が忙しいからから部下のおまえが行っとけと言われてくる人も。

  こちらとしても、教えてやるよと思っているわけではない。こう思ってるんだけど、どうかなって。受講者も何かをもらいにくるとかではなくて、自分の問題意識とどうひっかかるのか、“化学反応”を起こすためのネタをとりにくる、そのスタンスがいい。授業ではないので、解答を学びにくる、解を暗記するとかではなく、積極的攻めのスタンスで聞くことが望ましい。

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