「顧客志向」、「目標達成」など、仕事への信念にはさまざまな種類がありそうですが、私たちが自分自身の成長過程を振り返れば明らかなように、それは先輩の考え方、行動に影響を受けながらも、基本的には自ら形作っていくものです。

 そこで、「自分の考えやポリシー、意見を持つようにさせる」という指導行動が有効になります。

 業務に関わる状況が少しづつ見えてきた若手には、放っておいても職業的自我が芽生え、ある価値観を抱き、それが信念へと昇華されていきます。

 そのときに、OJTリーダーとして良き影響を与えたいものですが、そこではOJTリーダー自身の信念が問われることにもなります。

 次回も、38の成功セオリーの解説を続けます。

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