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自然利子率の低下、低成長軌道に陥った可能性示す=FRB副議長

2016年10月6日

[ワシントン 5日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長は5日、自然利子率が低下した証拠があり、経済が低成長軌道に陥ったことを意味する可能性があると指摘したうえで、そこから逃れるのは困難かもしれないと述べた。ニューヨークで開催された中央銀行関連のセミナーで講演した。

副議長は、自然利子率を押し下げた可能性のある世界の貯蓄・投資パターンの変化は「非常に持続的と見られ、われわれは低成長に特徴づけられる新たな長期的均衡に入った可能性がある」との見方を示した。

副議長は、中央銀行はその結果、設定する短期金利がゼロを大幅に上回ることがないという将来に直面し、金融危機の際に活用していた非伝統的なツールを日常的にも使うことになるのではないか、と指摘した。

 「超低金利は、単なる循環的な力以上のものを反映しており、経済成長の潜在性が悪化したことを示しているのかもしれない」と述べた。

ただ副議長は、より良い政策を講じれば、米経済の潜在成長率や自然利子率を押し上げることはなお可能、と強調。それには金融政策だけでは不可能であり、「公共インフラの向上や教育の改善、民間投資の拡大、より効率的な規制の組み合わせ」が必要になるとの見方を示した。

講演は、現在のFRBの政策や金利の先行きには言及しなかった。

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