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軍事同盟見直しでドゥテルテ大統領の発言を擁護=フィリピン外相

2016年10月7日

[マニラ 6日 ロイター] - フィリピンのヤサイ外相は6日までに、交流サイトのフェイスブック上で「国内外の安全保障上の脅威に有効に対処するために足かせとなっている依存から脱却することは、米国の利益に対するわが国の従属に終止符を打つ上で必要不可欠となった」と主張し、米国との軍事同盟見直しを表明した同国のドゥテルテ大統領を擁護した。大統領はフィリピンを対米従属から解放したいのだとしている。

米国で弁護士をしていたこともあるヤサイ外相は、かつての統治者だった米国との何十年にも及ぶ同盟関係について、フィリピンは永久に感謝するとしたが、同盟関係は未整備で軍事的に弱いとも主張。南シナ海でのフィリピンの主権行使に際して、米国が1951年締結の条約に基づいて、フィリピンを守るとは限らないと指摘した。

ヤサイ外相は「潜在的な敵がもたらす安全保障上の脅威に対して、われわれの防衛力はあまりにも能力を欠いている」とし「さらにひどいことに、われわれが国際法に基づいて主権を行使しようとしても、唯一の同盟国は現存の軍事条約や協定に基づいてわれわれを守るという確約をしてくれない」と強調した。

ヤサイ外相は、ドゥテルテ大統領はフィリピンの外交政策を「再編せずにはいられない」のだとし、米国の要求や関心に屈することはないとした。

ドゥテルテ大統領はフィリピンと米国の合同軍事演習の停止を宣言。米国との軍事協定についても見直しを図るとしたほか、どこかの時点で米国とは「決別」するかもしれないと述べた。米国とフィリピンの関係を巡る大統領の過去8日間の発言は外交的に大きな混乱を呼んでいる。

ドゥテルテ大統領は3日、フィリピンの麻薬撲滅運動の手法に批判的な米国のオバマ大統領に対して「地獄に落ちろ」と発言。この件では6日には、フィリピンのやり方が気に入らないならば、米国や欧州連合(EU)はフィリピン支援から手を引けば良いとも述べている。

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