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円安か円高か、鍵握る2つの「ダブル」

ロイター
2016年10月7日
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10月6日、ドル/円が、テクニカル面で重要な局面を迎えようとしている。節目の104.32円を抜けて一気に円安が加速するのか、それとも上値を抑えられ、ボックス相場に移行するのか。市場では、その行方を占うキーとして、2つの「ダブル」に対する関心が急速に高まっている。写真は1万円札、都内で2011年8月撮影(2016年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 6日 ロイター] - ドル/円が、テクニカル面で重要な局面を迎えようとしている。節目の104.32円を抜けて一気に円安が加速するのか、それとも上値を抑えられ、ボックス相場に移行するのか。市場では、その行方を占うキーとして、2つの「ダブル」に対する関心が急速に高まっている。

 直近の市場では、ドル/円の上昇が続いている。米大統領選に関連した「トランプ・リスク」の後退が意識されるほか、石油輸出国機構(OPEC)による増産凍結で大枠合意し、ドル安/円高方向への材料がここにきて目立って減少してきた。

 加えてジグザグしてきた米経済指標でも、堅調なデータが相次いで公表され、リスクオン心理の広がりを背景にドル/円は、9月27日から5日まで7連騰した。

 今年ドル/円は、年初の120円台から英国の欧州連合(EU)離脱を決めた6月の国民投票直後の99円まで、右肩下がりで下落してきた。

 ただ、7月以降は下落の流れにブレーキがかかる。99円台への下落は何度かあっても滞留時間は短く、7─9月は100─105円を軸にしたレンジでの推移が続いた。

 7月以降に下げ渋ったことで、移動平均線や一目均衡表といったテクニカル指標が100円付近に収れん。

 4日には、年初から頭を押さえられてきた75日移動平均線、5日にはなかなか上抜けできなかった日足一目均衡表の雲の上限を、それぞれ上回った。

 こうしたレジスタンスポイントをこなしたことが、さらに上昇に拍車をかけたともみられている。

鍵を握る2つの「ダブル」

 目先で注目されるのが、9月2日につけたドル/円の直近高値104.32円をめぐる攻防だ。ここを抜ければ、短期間での105円台回復もあり得るとみられている。

 一方、買い方が売り方に押されて上抜けできず、2回目の天井をつければ「ダブルトップ」が形成され、先行きもその水準がレジスタンスとして意識されやすくなる。

 IG証券のシニアFXストラテジスト、石川順一氏は「ダブルトップ形成なら100.00─104.00円のレンジにシフトしかねない」と見ている。

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