晴天日に洗濯物を干す時は
サングラスを着用する

蛍光灯の周波数振動が頭痛を招く。<br />室内は白熱灯の間接照明にするイラスト:えなみかなお(asterisk-agency)

ベランダで洗濯物を干そうとして上を見上げた際に、突如、めまいや頭痛がして具合が悪くなり、ひっくり返ったという患者さんの話をときどき耳にします。

このような経験のある人は、片頭痛持ちである可能性が高いと思われます。

洗濯物を干す日はたいてい“洗濯日和”の晴天ですから、陽の光も強く、洗濯物を干そうと上を見上げた瞬間に、まぶしさが脳の視覚野を一気に刺激します。

しかも、最近の洗濯洗剤には、漂白剤や蛍光剤が混ぜ込んであるものが多く、洗濯物が異様に白かったり、鮮やかな色に仕上がりがちです。

その結果、脳の興奮症状としての頭痛やめまいが起こり、ひどい場合には、脳が一時的にストップして、意識を失ってしまうこともあるのです。

こういう時の回避法としては、必ずサングラスをかけてから、ベランダに出ることをおすすめします。

やや奇異な光景かもしれませんが、頭痛持ちの人にとっては、大切な自己防衛手段なのです。

なお、洗濯洗剤を購入する際は、裏側の表示に注意して、漂白剤や蛍光剤が入っていないものを選びましょう。

●ポイント:洗濯洗剤は、漂白剤や蛍光剤が入っているかどうかをチェックする