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米雇用統計受けドル下落、ポンドはアジア時間に31年ぶり安値=NY外為

2016年10月8日

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落。朝方発表された9月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回る伸びにとどまったことを受け、ドル売りが出た。ポンドはアジア取引時間に急落。わずか数分の間に10%下落する「フラッシュ・クラッシュ(瞬時の急落)」が発生した。

9月の米雇用者数は15万6000人増と、8月の16万7000人(改定後)増から鈍化し、予想の17万5000人を下回った。ただ、労働参加率が上昇し、時間当たり賃金が0.2%増となったことが、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げに踏み切る可能性があるとの見方を支え、ドルは下げ渋った。

BNYメロンのシニア・グローバルマーケッツ・ストラテジスト、マービン・ロー氏は、非農業部門雇用者数の増加数は予想を下回ったものの、「内訳は12月の利上げの論拠となり得る内容で、FRBのタカ派が年内利上げに向けて勢いづく公算が大きい」と語った。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数は0.3%低下し96.501。雇用統計発表前には約2カ月ぶりの高水準をつけていた。

ドル/円は1%安の102.91円。ユーロ/ドルは0.4%高の1.1198ドル。

ポンドはアジア取引時間帯に、わずか数分間で1ポンド=1.2600ドル近辺から1.1378ドル近辺まで約10%急落。トムソン・ロイターのデータによるとポンドは1.1491ドルまで下落し、1985年以来、31年ぶりの安値を更新した。

チャールズ・ハノーバー・インベストメンツの投資助言マネジャー、ジョナサン・ロイ氏は、英国のEU離脱をめぐり市場で懸念が出ていることがあらためて浮き彫りになったとの見方を示した。

米雇用統計を受けドルが他の主要通貨に対し売られたことを手がかりに、ポンドはニューヨーク取引時間に入り下げ幅を縮小。終盤、ポンドは1.5%安の1.2442ドル。

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