ここでは、We(私たち)を主語にして、英文を組み立てます。

We face a problem.

 主語、動詞、目的語をシンプルに並べます。「~に直面している」を表す動詞face を使用しました。

 There is a problem. とA problem has occurred. のどちらとも同じ語数を使っていますが、「人」を主語に使ったことで、伝わりやすくなるとともに、「問題が自分たちのものである」「解決しなければならない」という切迫感も、同時に伝えることができます。

 動詞face「~に直面している」が思いつかない場合には、より簡単な動詞を使って表してみましょう。

We have a problem.

 誰でも使える簡単なhave は万能でおすすめです。単純で明快な表現となります。さらには、シンプルに表現したことで、例えば次のように情報をつけ加えたくなるかもしれません。

We have a problem to solve.

「解決しなくてはならない問題がある」と、情報をつけ加えて強く表現することができます。

We have a problem with our network system.

「弊社のネットワークシステムには、問題がある」と、また別の方法で情報をつけ加えることも可能です。

 このように別の情報を加えて、「何に問題があるか」までを具体化することができれば、さらなる変更が可能になります。追加した情報を主語に使い、主語を「人」から「モノ」に変えて、より簡単に表すことが可能です。

Our network system has a problem.
Our network system faces a problem.

 主語をWe → Our network system に変更して、内容を具体化します。主語が「私」や「あなた」ではない無生物、つまり「モノ」であっても、英語の動詞have やface を使うことができます。