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小池都知事、東京五輪ボート会場の宮城への変更は選択肢

2016年10月12日

[東京 12日 ロイター] - 小池百合子東京都知事は12日、ロイターのインタビューで、2020年東京オリンピック・パラリンピックのボート・カヌー会場を宮城県に変更する案は、選択肢としてあると述べた。

競技会場を変更するよりも、このままコストが膨らんで日本での開催は高いという印象を与えるほうが、よりネガティブな方向にいくとの考えを示した。

築地市場の豊洲への移転については、1月半ばに公表される地下水モニタリング検査の結果をまず判断材料にしたいと述べた。

東京五輪の開催コストなどについて検証する都の調査チームは9月、ボートなど3会場の見直し案を都知事に提言した。このうちボート・カヌー会場は東京都の「海の森水上競技場」から宮城県のボート場に変更することを提案していた。

小池知事は、宮城県への変更については県知事が熱心に進めているとしたうえで、もともと五輪招致活動の中で、復興がテーマの1つになっていたこともあり、「原点に戻って復興五輪、という点では宮城という選択肢はある」と述べた。そのうえで、全体の調査結果の分析や、関係者との調整を踏まえ、最終的に判断したい、とした。

競技会場をこれから変更することについて組織委員会などから批判があることについては、「(ロンドン大会など)これまでも会場の変更というのはしばしばあった。それによってより良い会場でということになれば良い方向に向かうのではないか。むしろ、コストが膨らんで、日本は高いという印象を与えてしまうことの方がネガティブな方向にいく」とした。

今後、大会が近付くと計画変更に伴うコストがさらに上がる可能性があるため、「今、正しく決めることがラストチャンスだと思う」と述べた。

築地市場の豊洲への移転問題については、「8回目の地下水モニタリング検査でこれまでにない高い数字が出て大変驚いた」とし、いつまで移転を延期するのかとの問いに、「1月半ばに公表される(2年間の検査結果の)数値をまず、判断材料にしたい」と答えた。

東日本大震災の復興財源に充てるため、東京都が予定している東京メトロ[TEITO.UL]の株式売却が国との協議が難航して進展していない件について、都知事は「1つの課題だが、今まだ結論を出すには早い」と述べた。

自ら政治塾を立ち上げるなど、将来的には首相を目指す考えがあるのかとの問いには「今は東京都を良くすることに集中したい。国会に戻るというのは、今は全く考えていない」と断言した。

(宮崎亜巳 エレイン・リーズ 編集:吉瀬邦彦)

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