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サムスン「ノート7」販売停止、アンドロイド端末メーカーに好機

ロイター
2016年10月13日
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10月11日、韓国のサムスン電子が新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」の生産中止で生じる市場の空白をめぐり、「アンドロイド」搭載端末メーカーの間で激しいシェア争いが繰り広げられそうだ。写真はジャカルタで撮影(2016年 ロイター/Beawiharta)

[11日 ロイター] - 韓国のサムスン電子が新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」の生産中止で生じる市場の空白をめぐり、「アンドロイド」搭載端末メーカーの間で激しいシェア争いが繰り広げられそうだ。

 利用者はスマホの基本ソフト(OS)を変更したがらないため、サムスンのシェアを狙う上でノート7と同じアンドロイド端末のメーカーが有利な位置にある。米アルファベット傘下のグーグルや韓国のLG電子だ。両社は新モデルを発売したばかりだ。

 一方、米アップルはiPhone(アイフォーン)に独自の「iOS」を搭載しているため恩恵が少ないとみられる。

 ジャックドー・リサーチのアナリスト、ジャン・ドーソン氏は、ハードの問題で利用者のOSの好みが変わる公算は小さいと指摘する。サムスンはアンドロイド端末の高級スマホ市場をターゲットにしていたとし、ノート7の販売停止で「やや大きな空白」が生じると分析した。

 ただアップルの地元サンフランシスコではサムスンからアップルに乗り換える動きも見られ、このところアップル株は期待感から上昇している。

 Tモバイルの店舗の販売担当は、サムスンの顧客は不満を抱いており、すでにiPhone7に乗り換えていると語る。アップルブランドは信頼できるという。

 テックナリシス・リサーチのボブ・オドネル氏はアップルに追い風になるとしながらも、製品のラインナップが限られるとしてサムスンのシェアを全て奪うことにはならないと述べた。

 調査会社トレンドフォースは今年のアップルのスマホ出荷台数予想を300万台引き上げ2億0800万台とし、中国の華為技術も予想を400万台上方修正した。一方、サムスンは400万台引き下げた。

 トレンドフォースは顧客向けノートで「消費者の需要の大部分は中国3大ブランドの華為技術、『OPPO』『Vivo』に流れる」と予想した。

 グーグルは先週、スマホの新モデル「ピクセル」を発表した。グーグルはこれまでハード市場ではサムスンなどに後れをとっていたが、ノート7の販売停止を機に消費者から見直されるかもしれない。

 エジソン・インベストメント・リサーチのアナリスト、リチャード・ウィンザー氏は「サムスンの失態は、ピクセルが前モデルの『ネクサス』を大幅に上回る大きなチャンスになる」との見方を示した。

 ただサムスンはブランドイメージが傷ついたものの、依然として高級端末市場では競争力を維持するとアナリストはみている。

 グーグルのピクセルの出荷が始まるのは20日で、米国で扱うのはベライゾンに限られる。LG電子の「V20」の米国発売は今月末だ。ウィンザー氏は、ノート7の需要を取り込むにはグーグルは早急に品揃えを強化する必要があると指摘した。

 テックナリシスのオドネル氏はノート7の代替機を早く入手したければサムスンの別のモデルを探すのが最も簡単かもしれないとし「サムスンは外せない」と述べた。

 

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