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トランプ氏の「弁明」に女性有権者からレッドカード

ロイター
2016年10月13日
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10月10日、ドナルド・トランプ氏は、女性について自身がわいせつな発言をしているビデオテープが公開されたことについて、「ロッカールームでの話」と一蹴したが、そのような態度にロイターがインタビューした女性有権者の多くは懸念を示した。写真は8日深夜以降にSNS上に投稿された謝罪するトランプ氏の動画から。同氏提供(2016年 ロイター/Donald J. Trump via Reuters/Handout)

[ワシントン/ニューヨーク 10日 ロイター] - ドナルド・トランプ氏は、女性について自身がわいせつな発言をしているビデオテープが公開されたことについて、「ロッカールームでの話」と一蹴したが、エスター・ロッサーさん(71)のむかつきを和らげるためには、ほとんど役に立たなかった。

 「彼(トランプ氏)は謝罪したし、謝ることしかできないのは分かっているが、もっと何か言うことがあっただろう」と、バージニア州在住で孫のいるロッサーさんは話す。

 ロッサーさんは生涯、共和党に票を投じてきたが、米大統領選の共和党候補トランプ氏のライバルである民主党のヒラリー・クリントン候補を支持することをこの週末に決めたという。

 「彼は私たち女性を見下した」

 ロッサーさんが抱く懸念は、ロイターがインタビューした20人以上の女性有権者が示した感情の多くに同調するものだ。こうした女性たちは9月時点で、11月8日の投票日にどちらの候補に票を入れるか決めていなかった。

 米大統領選候補による討論会の翌日10日に電話で実施したこの非公式調査では、多くの女性がトランプ氏のわいせつ発言に愕然(がくぜん)としたと語った。2005年に撮影されたビデオのなかでトランプ氏は、同意なく女性にキスしたり触れたりできると自慢していた。同ビデオは7日、ワシントン・ポスト紙がウェブサイトで公開した。

 ロイターが取材した女性有権者の何人かはまた、自身の行いを擁護するため、もしくは注意をそらすために、クリントン氏の夫であるビル・クリントン元大統領の不貞行為を強調するトランプ氏の戦略が嫌だと答えた。

 「夫がしたことについてヒラリーを攻撃していたのは好感が持てなかった」と、ミズーリ州在住のコニー・サッソさん(66)は語る。「間違っている。とにかく間違っている」

打ちのめされた

 ミズーリ州セントルイスで9日行われた2回目の討論会で、トランプ氏は自身の発言について恥ずかしいと思うが、「ロッカールームでの話」だと一蹴。また、クリントン元大統領から性的行為を受けたとする女性たちを攻撃しているとして、ヒラリー氏を非難した。

 クリントン元大統領の不貞行為に対するトランプ氏の批判は、ペンシルベニア州で10日開いた集会に集まった同氏の支持者からは拍手喝采を受けた。だが、主な支持者が圧倒的に男性である同氏は、女性票獲得に苦戦している。2012年の大統領選では、女性は有権者全体の53%を占めていた。

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