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米インフレ加速の兆し、卸売物価幅広く値上がり

2016年10月15日

[ワシントン 14日 ロイター] - 米労働省が14日発表した9月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は季節調整済みで前月比0.3%上昇した。市場予想の0.2%上昇を上回った。エネルギー製品をはじめ幅広い品目が値上がりし、国内の物価が上がり始めていることを示した。

前年同月比は0.7%上昇で、2014年12月以来最も大きな上昇率だった。市場は0.6%上昇を予想していた。

8月は前月比、前年同月比ともに横ばいだった。

卸売物価は過去のドル高による押し下げ効果の一部が薄れるにつれて上昇している。ドル高のピークは今年初めだったとみられ、数十年来の安値に落ち込んでいた原油価格にも底打ち傾向がみえる。

エコノミストらは、物価上昇率が連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%に向けて徐々に上昇するとみている。

9月はエネルギーを含むモノが前月比で0.7%値上がりし、最終需要の上昇のうち4分の3以上を占めた。

エネルギーは2.5%の値上がり。8月の0.8%下落からプラスに転じた。8月まで2カ月連続で下落していた食品は、0.5%の上昇。乗用車も値上がりした。

ヘルスケアは0.1%の値上がり。8月は0.4%の上昇だった。このところ急激に値上がりしていた通院費は0.1%上昇にとどまった。これらのヘルスケア関連はFRBが物価の目安として注視する個人消費支出(PCE)物価のコア指数に反映される。

9月は卸売と小売り段階の利益の変化を映す貿易サービスは0.4%の落ち込み。8月は0.6%下落だった。

変動の大きい食品とエネルギー、貿易サービスを除いたコア指数は8月に続き0.3%上昇となった。コア指数の前年同月比は1.5%上昇で、14年11月以来の大きな伸びとなった。8月は1.2%の上昇だった。

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