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ドル104円前半、週末の材料を消化中

2016年10月17日

[東京 17日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の104円前半。株価が方向感なく推移するのを眺めつつ、下値は米長期金利の上昇に支えられた。前週末の米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長発言や米為替報告書を消化する時間帯となった。

仲値公示にかけては、輸出企業のドル売りが散見され、株価がマイナス圏に沈んだ場面ではドルも103円台に下落。中国が人民元の対ドル基準値を6年ぶり元安方向での設定した後に下げが強まったことから「ややリスクオフを意識した円買いが出たようだ」(国内銀)との声が出ていた。

一方、米10年債利回りは一時1.8030%まで上昇。米金利上昇に呼応してドルを買うシステムを動かすファンドの存在も意識された。

イエレンFRB議長は14日、インフレ期待がほとんど変動しない状況の中、世界経済が今後も歴史的な低金利に直面し、リセッションが今後起きた場合、利下げだけでは十分に対処できない可能性を踏まえ、将来的にフォワードガイダンスなどの手段が再び必要になる可能性があると述べた。

米資産運用会社ダブルライン・キャピタルを率いるジェフリー・ガンドラック氏はロイターとのインタビューで「講演で『12月に利上げがある』とのメッセージはなかった。イエレン議長は経済成長のトレンドを心配しており、GDPが思うように伸びていない」とした。

 「イエレン議長はインフレ率が2%を超えても引き締めに踏み切る必要はないと考えているようだ」と同氏は述べ、今回のイエレン氏の発言が「やれることは何でもやる」とした2012年当時のドラギ欧州中央銀行総裁の発言と同種のもの、との見方を示した。

米財務省は14日に為替報告書を公表し、日本が円高局面で、値動きが「荒っぽく」必要ならば「断固とした行動をとる」と執拗に円高けん制発言を行ったことに言及したうえで、米財務省はドル/円相場を「円滑に機能している(functioning smoothly)」と記述した。

また、日銀が導入した「イールドカーブコントロール」や「インフレ・オーバーシューティング」については、こうしたレジーム変更が日銀に一段と柔軟性を持たせるとのアナリストらの解釈もある、と紹介するに留めた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 104.23/25 1.0981/85 114.46/50

午前9時現在 104.03/05 1.0964/67 114.07/11

NY午後5時 104.16/18 1.0972/77 114.20/24

(為替マーケットチーム)

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