住宅ローンおすすめ比較[2017年]
2016年10月26日公開(2017年2月17日更新)
ザイ・オンライン編集部

住宅ローンの繰上返済手数料を15銀行で徹底比較!
即日返済可能でお得な、ソニー銀行、三井住友銀行

 住宅ローンを少しでも早く完済したいのなら、繰上返済を積極的に行おう。早く完済できれば、それだけ金利負担も減るので総支払額も抑えることができてお得だ。そこで、繰上返済がしやすい銀行・金融機関はどこなのか、ザイ・オンライン編集部で調べてみた。

 住宅ローンを借りる際、実際は短期間で完済できる人でも、銀行が勧めることもあり、借入期間35年といった長期で借りる人が多い。ただし、それでは完済するのが老後になったり、総返済額が大きく膨らんでしまう。そこで活用したいのが繰上返済だ。通常の返済とは別に、借入残高の一部または全部を返済することで、借入残高を一気に減らすことができる。

 繰上返済したあとは、毎回の返済額はそのままで返済期間を短縮する「期間短縮型」か、返済期間はそのままで毎回の返済額を減らす「返済額軽減型」か、選ぶことができる銀行が多い。一般的には完済を早めたい人の方が多いので、返済期間を短縮できる「期間短縮型」が選ばれている。

今や、一部繰上げ返済は無料が当たり前!
ソニー銀行、三井住友銀行は即日の繰上返済

 では繰上返済がしやすい銀行はどこなのだろうか。下表は主要な15銀行について、WEB経由での繰上返済手数料をまとめたものだ。

 主要15銀行の「WEB経由の繰上返済手数料」
  銀行名 一部を繰上返済
(WEB経由)
全額を繰上返済
(WEB経由)




ARUHI  0円  0円
イオン銀行  0円  5万4000円
じぶん銀行  0円  変動金利期間=0円
 固定金利期間=3万2400円
新生銀行  0円  0円
住信SBIネット銀行  0円  変動金利期間=0円
 固定金利期間=3万2400円
ソニー銀行  0円  0円
楽天銀行  0円  0円



みずほ銀行  0円  不可
三井住友銀行  0円  5400円
三菱東京UFJ銀行  0円  1万800円
りそな銀行  0円  不可
信託
銀行
三井住友信託銀行  0円  不可
三菱UFJ信託銀行  0円  不可
その
優良住宅ローン  0円  0円
カブドットコム証券  0円  1万800円
 ※ 2016年10月調べ

 まず、借入残高の一部をインターネット経由で繰上返済する際の手数料は、無料なのが当たり前になっている。メガバンクや地方銀行の上位行、ネット銀行は、ほとんどが無料だ。ところが、地方銀行の下位行(かつての第二地銀など)や信用金庫、信用組合では、いまだに店頭に出向いての手続きのみというところがある。その場合、5000円から3万円程度の手数料がかかるのが一般的だ。繰上返済を積極的に行う人にとって、大きな負担だろう。

 借入残高全額をインターネット経由で返済する際の手数料は、ばらつきがあった。メガバンクや信託銀行は、ネット経由で全額繰上返済ができず、店頭に行かなければならないケースが意外と多い。一方で、ネット銀行はネット経由で全額返済することはできるが、手数料については0円から5万4000円まで、結構幅がある。ネット経由でいつでも無料で全額返済できるのは、ARUHI新生銀行ソニー銀行、楽天銀行、優良住宅ローンなどだ。

>>関連記事「ソニー銀行の住宅ローンの金利・手数料は? 業界トップクラスの低金利や安い諸経費が人気!」はこちら

 なお、固定金利で借りている期間に、借入残高全額を繰上返済すると手数料がかかるのは、じぶん銀行、住信SBIネット銀行などだ。銀行は固定金利で貸す際に、金利の変動で損をしないよう固定期間について保険料などを支払っており、固定期間の途中で完済されるとコスト割れになってしまうので、そのコストを借り手に請求している。

 また、繰上返済をこまめにする人の場合、即日決済してくれる銀行かどうかも気に留めよう。大半の銀行は繰上返済の手続きはいつでもできるが、実際に決算されるのは毎月の返済日に限られている。つまり1カ月に1回しか返済できないということだ。店頭での手続きでもインターネットで手続きしても同じだ。

三井住友銀行は、申し込んだ日に繰上返済が可能な数少ない銀行だ(三井住友銀行のパンフレットより)
拡大画像表示

 これに対して、即日で決済できる、つまり申し込んだ日にすぐに繰上返済できる銀行も登場してきた。現在のところ、メガバンクでは三井住友銀行、ネット銀行ではソニー銀行が代表例。毎月の返済日まで待たずに繰上返済できれば、わずかだが支払う利息をカットできる。この2行が好きな日に繰上返済できるのは、住宅ローンを管理する銀行内のシステムに投資し、機能を高めたからだ。

>>関連記事「三井住友銀行の住宅ローンの金利・手数料は? 毎月の決済日まで待たなくても繰上返済できてお得」はこちら

大学進学時の入学金などの共育資金は、
出費が確実なので、繰上返済よりも優先して預金を

 一見、繰上返済はいいことだらけのように見えるが、気をつけたい点もある。それは、少しでもお金が貯まったらすぐに繰上返済をするのはいいのだが、やり過ぎると、俗に言う「繰上返済貧乏」に陥る可能性があるということ。

 例えば、家族に子どもがいる場合は、大学進学時の入学金や、留学でまとまった出費が必要だったりする。それなのに、繰上返済をし過ぎて教育資金を確保しておかないと、教育ローンや奨学金を借りて、高い金利を支払うことになってしまうかもしれない。教育資金は ある程度予想できる出費なだけに、繰上返済よりも優先して積み立てておく方がいいだろう。他にも住宅ローンを借りている間に必要な資金があれば、ある程度預金してから繰上返済したほうが、トータルでみてお得になるのだ。

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順位
銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位
◆カブドットコム証券 <三菱東京UFJネット住宅ローン 10年固定>
0.791%
0.450%
0円
借入額×2.16%
【カブドットコム証券の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
同じグループである三菱東京UFJ銀行のカブドットコム証券専用住宅ローンを販売する。ネット専用商品ならではの低金利を実現しており、固定期間終了後の金利優遇幅も大きめなので、実質金利は低い。事前審査から契約まで窓口に行く手間がないのは便利だ。金利タイプは少なめ。
【関連記事】[カブドットコム証券の住宅ローンの金利・手数料は?]三菱東京UFJ銀行の住宅ローンを低金利で提供!契約まで来店不要で、保証料・一部繰上返済が無料
カブドットコム証券の住宅ローンのの公式サイトはこちら
2位
◆ソニー銀行 <住宅ローン 10年固定>
0.802%
0.787%
0円
4.32万円
【ソニー銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
手数料が4.32万円と安い「通常の住宅ローン」は全期間固定と一定期間固定の商品に強みがあり、借り入れ時の金利が低いだけでなく、固定期間終了後の金利も低めに設定されている。全期間固定(20年超)なら、こちらを選ぼう。もう一つの商品である「変動セレクトローン」は変動金利向けの商品で、表面金利の低さはトップクラスだが、手数料は借入額の2.16%かかる。
【関連記事】[ソニー銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]業界トップクラスの低金利や安い諸経費が人気!来店不要で迅速な対応が売りで、対面相談も可能!
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3位
◆三菱東京UFJ銀行 <[期間限定]特別金利住宅ローン 10年固定>
0.817%
0.500%
借入額×2.06% ※1
3.24万円
【三菱東京UFJ銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
民間金融機関の中で住宅ローンの取扱残高ナンバー1の実績を誇る。10年固定型は当初金利が低いので、借り始めの月々の返済をできるだけ少なく抑えたい人や、繰上返済による早期返済を考えている人に向いている。7大疾病保障については、多くの金融機関と違って、保険料を毎月支払うことができるので、いつでも中途解約ができて使い勝手がいい。事前審査は来店不要。WEB利用で一部繰上返済手数料が無料
4位
◆みずほ銀行 <最後まで変わらずおトク!(ネット) 10年固定>
0.845%
0.825%
借入額×2.06% ※1
3.24万円
【みずほ銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
3大メガバンクの一つで全国に支店があるほか、ネット住宅ローンをラインナップする。オプションである「8大疾病補償プラス」は、保険料が安く、途中解約可能で使い勝手がいい。返済期間は変えずに、一定期間返済額を増減額したり、借り入れ期間を延長したりできる「ライフステージ応援プラン」も用意する。
5位
◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)10年固定>
0.847%
1.050%
0円
32.4万円
【楽天銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
金利、諸経費が安いだけでなく、固定金利期間終了後に適用される金利も安めで、実質金利で見て競争力が高い。事務手数料は一律32万4000円であり、他のネット銀行の多くが採用する2.16%に比べて安い。また、事前審査の結果は最短で翌日、本審査は3~4日で回答する。店舗に行かず契約が可能。
6位
◆イオン銀行 <[期間限定]特別金利プラン 10年固定>
0.859%
0.590%
0円
借入額×2.16%
【イオン銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
イオンでの買い物が5年間、5%オフになる(年間90万円まで)ので、合計で最大22.5万円分のメリットがある。固定期間終了後の金利優遇幅が大きく、実質金利では上位に顔を出す。売買契約金額・工事請負契約金額の105%まで借りられるので、諸経費やリフォーム費用も住宅ローンと一緒に、低い金利で借りられる。
【関連記事】イオン銀行の「買い物5%オフ」特典が本当にお得か検証してみたら、10年固定金利なら総支払額がもっとも安かった!
【関連記事】[イオン銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] ネット銀行並みの低金利が魅力!8大疾病に2つのガンを追加できる充実の保障特約も
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