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父と娘の就活日誌

エントリーする会社を絞るには?【後編】

―― 希望する会社と自分の生き方に関係性が見出せるか?

楠木 新
【第12回】 2008年1月16日
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 年が明けて、いよいよ大学3年生は就活本番に突入する。

「昨年中に何社、仮エントリーしたの?」

「12月中に25社くらいかな。もう少し登録するつもりだけど」

「このエントリー企業の一覧表(下記)を見ると、業種では絞っていないんだね。個別の企業はどうして決めたの?」

「業種は、あまり関係なくて、結局、雰囲気で決めたということかなぁ。会社説明会、大学での業界セミナーに参加した企業や、インターンシップを申し込んだ会社が、ほとんどだね」

「これらの会社の共通性は何かな?」

「前にも話したように、将来的にはできれば関西をホームグランドにしたいから、電力やガス、電鉄などは候補にあるよ。食品も大阪本社の会社が多いかな」

「でも他の要素もあるね」

「そうなの。結構メーカーが多いんだけれど、バイトをしたアパレルやコンビニと比べると、メーカーの方が長いスパンで仕事ができるような気がするの。仕事の裁量もまだありそうだし」

「外資系も何社かあるね」

「女性にも仕事を任せてくれる感じがありそうだから。業界セミナーで会社説明していた人の雰囲気で決めた会社もあるよ」

「お父さんは、どのようにして訪問する会社を絞ったの?」

「実家の商売(薬局)を子供の時から見ていて、もっと多くの人に出会える仕事をしたかったんだ。小売店では知り合える人の範囲が狭いからね。金融だといろいろな仕事があって異動も多いのでいいかなと。平均3年の在籍期間だとするといやな上司が来ても1年半我慢すればいいから(笑)」

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楠木 新

金融機関に勤務するかたわら、「働く意味」をテーマに執筆、講演などに取り組む。12万部を超えるベストセラーになった『人事部は見ている。』(日経プレミアシリーズ)、『就職に勝つ!わが子を失敗させない「会社選び」』(ダイヤモンド社)など著書多数。近著に『人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人』(東洋経済新報社)がある。


父と娘の就活日誌

働く価値観が多様化する中、超売り手市場の環境下で、大学生はどのように企業選択をしていくのか。就職活動に臨む大学3年生の娘と父とのリアルな対話を通して、実状に迫る。

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