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金融市場異論百出

世界経済は驚くほど好調
寄付金も昨年を上回った

加藤 出 [東短リサーチ取締役]
2010年12月20日
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 英「エコノミスト」誌12月11日号は特集記事で「今年は結局、世界経済が驚くほど好調な年になった」と報じた。ユーロ危機といわれるものの、ドイツの急回復によってユーロ圏全体は意外に悪くない成長を示した。米国の二番底懸念は実現していない。世界経済は問題をはらみつつも、エマージング経済に牽引され、トレンドを上回る5%近い成長を示す見込みだ(日本にいると実感しにくいが)。

 金融取引、コモディティ取引などを仲介する世界最大のインターディーラー・ブローカーであるICAP社(本社ロンドン)は、12月8日に恒例のチャリティイベントを開催。同日のワールドワイドの手数料収入すべてを200の福祉団体に寄付した。今年の寄付金額は、上述のような世界経済の情勢を示唆するものだった。

 筆者は現在ICAPロンドンに居候させてもらっているため、そのイベントに参加させてもらった。社員は皆、ファニーなコスチュームを着用しなければならない。石器時代、不思議の国のアリス、スーパーヒーロー、芸者、忍者など多彩である。

 チャリティに賛同するセレブリティがこの日はICAPのディーリングルームに招かれた。ロンドンには映画「007」の俳優ダニエル・クレイグら数十人が、ニューヨークにはジャック・ニクラウス、トム・ワトソン、マジック・ジョンソンらが来ていた。

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加藤 出 [東短リサーチ取締役]

東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。1988年4月東京短資(株)入社。金融先物、CD、CP、コールなど短期市場のブローカーとエコノミストを 2001年まで兼務。2002年2月より現職。 2002年に米国ニューヨークの大和総研アメリカ、ライトソンICAP(Fedウォッチ・シンクタンク)にて客員研究員。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。2007~2008年度、東京理科大学経営学部非常勤講師。2009年度中央大学商学部兼任講師。著書に「日銀は死んだのか?」(日本経済新聞社、2001年)、「新東京マネーマーケット」(有斐閣、共著、2002年)、「メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場」(ダイヤモンド社、2004年)、「バーナンキのFRB」(ダイヤモンド社、共著、2006年)。


金融市場異論百出

株、為替のように金融市場が大きく動くことは多くないが、金利の動向は重要だ。日本を代表する日銀ウォッチャーが金融政策の動向を分析、金融政策の動向を予測する。

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