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会話もメールも英語は3語で伝わります
【第10回】 2016年10月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
中山裕木子

英語が楽しくなる魔法の動詞
like(~が好き)をもっと使おう

「好きか嫌いか」、これほどシンプルに考えを伝えられることはありません。

基本動詞であるlikeをマスターすることで、どんどん英語が楽しく、そして「使える」ようになっていきます。

「伝わる英語は、やさしい英語」をモットーとし、最新刊『会話もメールも 英語は3語で伝わります』の著者である中山氏に、その詳細を語ってもらいます。

まず、「好きか嫌いか」を伝えよう

 「好きか嫌いか」、これほどシンプルに考えを伝えられることはありません。

中山裕木子
(なかやま・ゆきこ)

株式会社ユー・イングリッシュ 代表取締役。公益社団法人日本工業英語協会 専任講師。1997年より企業で技術分野の日英翻訳に従事。2000年、特許事務所で電子・電気、機械の特許明細書の日英翻訳を開始し、テクニカルライティングに出会う。特殊で難解な特許の英語であっても、平易に表現できないかと模索を始める。2001年に工業英検1級取得。首位合格により文部科学大臣賞を受賞。2004年、フリーランス特許翻訳者になる。同時に、公益社団法人日本工業英語協会の専任講師に就任し、企業や大学の理工系研究者に対し、技術英語・特許英語の指導を始める。2014年4月、技術英語を専門とする翻訳と教育の会社、株式会社ユー・イングリッシュ設立。高品質の技術翻訳サービスと技術英語指導サービスの提供により、日本企業や大学における技術系英文の品質向上に尽力する。「伝わる英語を身につける」をモットーに、京都大学、名古屋大学、同志社大学などにて、非常勤講師として、大学生の英語力を日々高めている。著書に『技術系英文ライティング教本』(日本工業英語協会)、『外国出願のための特許翻訳英文作成教本』(丸善出版)がある

 「好き」を表す動詞like を気軽に使えるよう、練習しておきましょう。

例1:「彼女が講師のセミナーは、とてもいいです」と言いたい場合、多くの日本人は、次のように文を組み立ててしまうのではないでしょうか。

「彼女が講師のセミナーは、とてもいいです」
Her seminar is very good.

 主語、動詞、目的語を並べる「3語の英語」で組み立て直してみましょう。

I like her seminar.

例2:次に、「京都に来てみて、どう?」と聞かれて、「食べ物がおいしい」と答える会話を、英語で考えてみましょう。

Aさん:「京都に来てみて、どう?」
A:How is Kyoto?

B さん:「食べ物がおいしい。」
B:The food is delicious.

 「おいしい」を表すdelicious という単語もありきたりですので、別の表現を考えてみましょう。「好き」と伝えてみましょう。

また、「京都に来てみてどう?」と尋ねるほうも、be 動詞を使わずに、「どのように京都が好きか」という表現を使うことができます。

A: How do you like Kyoto?
B: I like the food.
( I enjoy the food here.もよい)

例3:最後に、少し長い文の「笑顔が素敵な写真ですね」を英語で表現してみましょう。「笑顔が素敵な」「写真」というかかりが意外に難しく、なかなか英語が出てこないのではないでしょうか。

「笑顔が素敵な写真ですね」
The photo is nice with their smiles.

 なんとかひねり出した表現が、例えば上記のようになるでしょうか。間違いというわけではありませんが、ストレートに「素敵な笑顔」ということが伝わるかどうかはわかりません。また、声に出してみると、長くて舌を噛んでしまいそうです。

I like the photo. I like their smiles.

 難しかったら、2文に分けて、「3語の英語」を2回繰り返せばよいのです。コミュニケーションが平易になり、円滑になるでしょう。
※「3語の英語」の詳細記事
―日本人の英語は「長くて、難しい」3語でしっかり伝わりますー

 動詞like を使った「3語の英語」は、発想を変えるだけで、簡単に使い始めることができます。ぜひトライしてください。

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中山裕木子 (なかやま・ゆきこ)

株式会社ユー・イングリッシュ 代表取締役。公益社団法人日本工業英語協会 専任講師。 1997年より企業で技術分野の日英翻訳に従事。2000年、特許事務所で電子・電気、機械の特許明細書の日英翻訳を開始し、テクニカルライティングに出会う。特殊で難解な特許の英語であっても、平易に表現できないかと模索を始める。2001年に工業英検1 級取得。首位合格により文部科学大臣賞を受賞。
2004年、フリーランス特許翻訳者になる。同時に、公益社団法人日本工業英語協会の専任講師に就任し、企業や大学の理工系研究者に対し、技術英語・特許英語の指導を始める。2014年4 月、技術英語を専門とする翻訳と教育の会社、株式会社ユー・イングリッシュ設立。高品質の技術翻訳サービスと技術英語指導サービスの提供により、日本企業や大学における技術系英文の品質向上に尽力する。
「伝わる英語を身につける」をモットーに、京都大学、名古屋大学、同志社大学などにて、非常勤講師として、大学生の英語力を日々高めている。著書に『技術系英文ライティング教本』(日本工業英語協会)、『外国出願のための特許翻訳英文作成教本』(丸善出版)がある。


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