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一流だけが知る「粋な大人」のビジネスマナー塾

粋を感じさせる「ビジネスマンの持ち物」

徳力龍之介
【第4回】 2016年10月28日
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一流と呼ばれる「京都花街」の本物のもてなし、さりげない気遣いに触れて育った著者が、粋な大人の男になるために必要なビジネスマナーを説く連載の4回目は、「ビジネスマンの持ち物」について。

スマホが普及しても「こだわり」を感じさせる
ビジネスマンの持ち物とは?

 「ビジネスマンの持ち物」と聞いてまず思い浮かぶのは、カバンではなかろうか。仕事に必要な書類やら何やらがいろいろ詰まったカバンは、ほとんどの人が黒っぽいものを持ち歩いている。仕事を始めたころは手ぶらで財布と手帳で済んでいたような記憶があるのだが、わたしもいつの間にかカバンを持ち歩かないと、あれやこれやとモノが収まらなくなってしまった。新幹線などの大きな駅だとビジネスバッグにキャリーバッグという組み合わせはよくある光景だし、いつの間にかカバンを持ち歩くようになったいまでは、油断すると入りきらなくなってしまったものを詰め込んだ紙袋で両手をふさがれてしまったりする。

 カバンの中には何が入っているのかと覗いてみると、仕事に必要な書類やその日に必要なモノだけのつもりなのだが、パソコンに充電器各種、Wi-Fiのデバイス、ペンやら手帳やら財布にカードケース、眼鏡にフェイスシートなどなど、本当にこんなにモノが必要なのかと思うものまで出てくる。しかしもはや、持ってないと不安になってしまったりする。

 一方でスマホだけしか持っていない人たちもこの頃よく目にするようになった。スマホ一台あればいいと、すべてがその中に入っているから便利だ、というのだ。メールやらLINEですべてが済んでしまうし、予定や計算もすべてアプリでこと足りるし、自分が必要とすることのほぼ9割はスマホ一台で解決してしまう。

 わたしも予定やメモをスマホのアプリで管理してみたいと思うのだが、やっぱりどうしても手帳が頼りになる気がしてしまう。鉛筆やペンで書いてこそ記憶に残るのではないか、といってみたりするのだが、それはもう思い込みではないかという気もする。財布はカードでふくれ上がり、お金を入れるスペースよりもカードに占領されてしまい、カバンがないとやっぱり困ってしまう。

 手ぶら、スマホだけ、なんでもカバンに詰め込むタイプといろいろいるわけだが、どうしてもスマホ一台にすべてを詰め込む気にはなれないのはわたしだけだろうか。スマホの普及はライフスタイルを変えてしまったので、それにともなって変わるものがいろいろとあるのは致しかたないのだが、かっこいいペンやしゃれた手帳など、ビジネスマンの持ち物が減ってしまうのはちょっとさみしい気がする。わたしはこれまで黒いカバンにいろんなものを詰め込んできた。そしてそこにはいろんな思いも詰まっている。そしてこれからも多分、これは変えることができないなと思っている。粋なおやじ、どこかにこだわりを残したいものだ

■大人の持ち物の選び方

 見るからに「ブランド品」とわかるものよりも、シンプルでシックなものがおすすめです。選ぶときには「長くいい状態で使えるものか」という視点も大事。メーカーがしっかりしていて、いつまでも修理がきくものかどうかも確かめたい。

 またビジネスマンにとくにおすすめの持ち物は「自分の名前が入った祝儀袋や筆ペン」。何かの時にさりげなく使いこなしていると、粋な感じがします。

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代々、絵所を預かる画家筋の家に生まれる。毎夜、花街に浸り、各界著名人と酒を酌み交わしながら、若手経営者たちの良き指南役として日本中を駆け巡る。祇園の遊び方や本物の「もてなし」をつづったANA機内誌『翼の王国』の連載をまとめた書籍『京都の流儀』、『京都の流儀【もてなし篇】』(共に木楽舎)が発売中。


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一流と呼ばれる、京都の花街の「本物のもてなし」や「さりげない気遣い」に触れて育った著者が、粋を極めた男だけが知る遊び方、仕事の仕方、人付き合いのマナーについて語る「大人の男」のための連載。

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