農地を制限すると
知恵が出てくる

 一方、最初から農地を制限すると、不思議と知恵が出てきます。

 風来は少量多品種生産ですが、さらに混植(ひとつのうねでいろいろな野菜を育てること)をして野菜の種類を増やしています。

 こういった混植をすることで、違う野菜同士が助け合ってさらによい結果になることもあります。

 大規模農業だと、大型機械が必要となってきますが、少量多品種農業だと小型機械で十分やっていけます(逆に大型機械が入る余地がない)。

 また、多品種を育てると、病虫害、天候、市場価格に対するリスク分散にもなるのです。

 こういったリスクの分散ができることも、スモールな大きなメリットです。