粉を引く手間はありますが、それに見合った以上の付加価値ですし、しかも市販のものだと国産ということまでしかわからないのですが、農家仲間から分けてもらったものだと地元産であること、そして栽培方法までわかるので、そのあたりもお客様へのアピールポイントになります。

 また、米農家から出る、米ぬか、モミガラ、稲わらも、畑の農業資材として大切な役割を果たしてくれます。

 視点を変えると、捨てるものが宝の山にもなるわけです。
 こういったことは、効率を重視する大規模農業では決してできません。

小さいからこそ
「スピード感」で勝負できる

 風来では、広告、販売促進(販促)、生産、販売、経理、経営、企画、出荷を、夫婦2人ですべてやっています。

 こう書くと、すごいことのようですが、これができるのは小さいから。
 そして、できる環境がそろってきた、今の時代だからこそです。
 近年まさに革命的に変わってきたのが、パソコンおよび周辺機器などのIT機器。
 情報処理能力の飛躍的アップが個人商売においても強い味方になります。

 ネット注文の場合、ソフト(もしくはシステム)を使えば、自動的に受注伝票、納品書、宅配伝票も作成できますし、何がどれだけ売れ、何を準備しなければならないかがすぐにわかります。

 ものを売買するときに手間なのが、代金回収をどうするかですが、現在はクレジットカード払い、代金引換サービスも当たり前になり、そういったことに頭を悩ませたり、時間を使うことが少なくなりました。

 広告、販促も、私の起農当初はチラシをつくって配り、ダイレクトメールなどの発送など、手間と費用がずいぶんかかっていたのですが、現在では風来のHPに載せてメルマガで知らせればOK。家にいながらにして、ほぼ無償でできるようになりました。