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米住宅着工1年半ぶりの低水準、一戸建て好調で市場は底堅く

2016年10月20日

[19日 ロイター] - 米商務省が19日発表した9月の住宅着工件数は、前月比9.0%減の年率104万7000戸と昨年3月以来1年半ぶりの低い水準に落ち込んだ。市場は117万5000戸を予想していた。

ただ、全体に占める割合が最も大きい一戸建ては8.1%増の78万3000戸と今年2月以来の高水準で推移しており、住宅市場の底堅さが続いていることを示唆した。

着工許可も大幅に増えており、第4・四半期の住宅建設を押し上げるとみられている。

ナロフ・エコノミック・アドバイザーズのチーフエコノミスト、ジョール・ナロフ氏は「集合住宅の振れは大きいものの、住宅建設は底堅い状況」とし、「主力の一戸建ての建設活動が活発で、着工許可件数も力強い」と話す。

労働市場の引き締まりが持続的に賃金を押し上げていることに加え、住宅ローン金利の低さが住宅需要を下支えしている。一戸建てに関していえば、中古住宅の慢性的な在庫不足も追い風となっている。

9月は集合住宅の着工件数が38.0%減の26万4000戸となり、全体を押し下げた。ただ、賃貸住宅の家賃が過去10年間で最も速いペースで上昇していることを踏まえると、集合住宅の着工件数の落ち込みは一時的とみられる。

全体の着工件数が9月に減少したことで、第3・四半期の数字は第2・四半期の平均を大きく下回ると予想される。住宅建設が第2・四半期に引き続き、第3・四半期も国内総生産(GDP)を押し下げる方向に働くことを示唆している。

住宅着工の先行指標である許可件数は6.3%増え、昨年11月以来の高水準で、先行きの住宅着工は持ち直すとみられる。9月の許可件数は一戸建てが0.4%増えた。集合住宅(戸数5以上)は17.2%増と、10カ月ぶりの高水準をつけた。

9月は一戸建ての着工件数が北東部で20.0%増えた。最大市場の南部も12.1%伸びた。中西部は6.3%増だった。一方、西部では2.2%減った。

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