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NY市場サマリー(19日)

2016年10月20日

[ 20日 ロイター] -

<為替> ユーロがドルに対して弱含んだ。20日の欧州中央銀行(ECB)理事会の結果を見極めようとのムードが広がった。

事情に詳しい関係者は先週、ECBは資産買い入れプログラムの変更を12月まで先送りする可能性があると語った。もしECBが買い入れ縮小の意向を示唆すれば、世界的に債券市場が動揺し、為替市場のボラティリティーが高まるとみられる。

ただウェストパック・バンキング・コープのシニア通貨ストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏は「最近話題になっているテーパリング(買い入れ縮小)について、ドラギ総裁がかなり強く否定するのではないかという点が注目されている」と指摘。理事会を前にユーロの買い持ちを多少縮小する動きがあったとの見方を示した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.02%高の97.895だった。

<債券> 国債利回りがほぼ変わらず。サウジアラビアによる海外での初の起債を背景に、ヘッジに向けた動きが広がった。

サウジは国際金融資本市場で初の国債発行を行い、175億ドルを調達した。関係筋によると、需要は670億ドルと発行額の約4倍に達した。

DAデイビッドソンの債券バイスプレジデント、メリーアン・ハーリー氏は、サウジの債券発行を背景にレートロックの売りが出たと指摘。今後は巻き戻す動きとなる可能性があるとの見方を示した。

朝方発表された9月の米住宅着工件数を受け、米債利回りが変動する場面もあった。着工件数は前月比9%減少し、1年半ぶりの水準に落ち込んだ。集合住宅の着工件数が38%減と大幅減となり、全体を圧迫した。

午後に入り、米連邦準備理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、9月から10月初旬にかけて大部分の地区が控えめから緩やかなペースで経済が拡大し、賃金圧力の幾分の高まりがみられたとの認識を示した。

<株式> 小幅高。原油価格の値上がりでエネルギー株が買われたほか、モルガン・スタンレー(モルガンS)<MS.N>の決算を手がかりに金融株が上昇した。

19日午前までに第3・四半期決算を発表したS&P500種企業70社のうち、80%が予想を上回った。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた現時点の第3・四半期企業利益見通しは0.5%増と、5期ぶりの増益が見込まれている。

オニール・セキュリティーズのNYSEフロア部門ディレクター、ケン・ポルカリ氏は「相場が上昇しているのは、(利益の)数字が非常に素晴らしく、業績見通しも良好で、銀行が『場外ホームラン』を打ったからだ」と語った。

エネルギー株<.SPNY>は1.4%上昇。原油価格が米週間在庫の大幅減少で1年3カ月ぶりの高値となった上に、資源開発サービスのハリバートン<HAL.N>が予想外の黒字決算で4.2%上がったことが追い風になった。

モルガンSは、四半期利益が予想を上回ったため1.9%高となった。

ただ半導体のインテル<INTC.O>は5.9%安。さえない売上高見通しが失望売りを誘い、主要3指数の上値を抑えた。フィラデルフィア半導体株指数<.SOX>は0.5%下げた。

<金先物> チャート絡みの買いなどが入り、3営業日続伸した。12月物の清算値は前日比7. 00ドル高の1オンス=1269.90ドルと、清算値ベースで10月3日以来約2週間 半ぶりの高値を付けた。

この日は早朝まで外国為替市場でユーロが対ドルで買い戻され、ドル建てで取引される 金は割安感から堅調に推移。その後、為替相場が反転した後もチャート絡みの買いなどに 支えられ、おおむねプラス圏での取引となった。

<米原油先物> 米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫の大幅な減少が明らかになったこと を受けて買われ、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値は前日比 1.31ドル(2.6%)高の1バレル=51.60ドルと、中心限月の清算値ベースで 2015年7月14日以来約1年3カ月ぶりの高値となった。12月物の清算値は1.2 0ドル高の51.82ドルとなった。

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