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豪就業者数、9月は予想に反して減少 利下げ観測再燃も

2016年10月20日

[シドニー 20日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が発表した9月の雇用統計で、就業者数が予想外に減少した。特にフルタイム就業者数が大きく落ち込んだ。

期待外れの内容で、豪ドルは発表後に下落。豪準備銀行(中銀)による追加緩和観測が再燃する可能性もある。

9月の就業者数は前月比9800人減少。市場予想は1万5000人の増加だった。

パートタイム就業者が4万3200人増加したが、フルタイム就業者が5万3000人減少した。

失業率は3年ぶり低水準の5.6%で横ばい。予想の5.7%を下回ったが、これは求職者数が減ったため。実際、労働参加率は2014年5月以来の低水準となる64.5%だった。

就業者数の減少は2カ月連続。

フルタイム就業者の大幅な減少については、統計の採取方法が疑問視されているが、コモンウェルス銀行(CBA)の主任エコノミスト、マイケル・ブライス氏は、それでも「今回の統計は、豪中銀が来月の理事会で対策を真剣に議論することを求める内容」との考えを示した。

豪金利先物市場<0#YIB:>が織り込む11月利下げの確率はまだ16%にすぎないが、豪ドル<AUD=D4>は雇用統計の発表を受けて下落し、0.7686米ドルの安値をつけた。

セントジョージ・バンクの上級エコノミスト、ジャヌ・チャン氏は「労働市場が予想していたほど堅調でなければ、賃金やインフレが上昇する可能性が低下し、再び利下げが行われる可能性が高まる」と指摘。

 「われわれはこれまで11月の利下げを予想しており、現在でもこの予想を維持している」と語った。

*内容を追加しました。

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