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日経平均は5日続伸、リスクオンムード強まり半年ぶり高値

2016年10月20日

[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日続伸。高値引けとなり、終値で4月27日以来、約半年ぶりの高水準となった。前日の原油価格の上昇や米株高などを背景にリスクオンムードが強まり、序盤から買いが先行。米大統領選候補者による第3回テレビ討論会を波乱なく通過したことも安心感につながり、終日堅調に推移した。

東証1部の売買代金は2兆0825億円と10月に入って初の2兆円超え。もっとも日経平均先物ラージ期近物<JNIc1>の日中売買高は前日比2倍超と膨らみ、先物主導の面が強かった。日経平均の上昇率1.39%に対し、TOPIXは1.00%にとどまり、NT倍率<.NTIDX>は12.57と終値で9月16日以来、約1カ月ぶりの水準に浮上した。

 「海外勢からの先物への買い越しが目立った」(外資系証券)といい、現物への裁定買いを誘発。日経平均寄与度の大きいファーストリテ<9983.T>が前日比3.7%高となり、1銘柄で日経平均を約50円押し上げたほか、ソフトバンク<9984.T>やファナック<6954.T>なども堅調だった。

株価の水準が切り上がるとともに投資家の不安心理は後退。日経平均ボラティリティ指数<.JNIV>は一時18.32ポイントまで低下し、2015年8月以来1年2カ月ぶりの水準となった。

みずほ証券・投資情報部長の倉持靖彦氏は「今年2月、4月、9月の高値を結んだ上値抵抗線を一気に上抜き、上昇に弾みがついた格好。独DAX指数など欧州株がボックス上限を抜きにかかっているほか、原油価格も終値ベースの高値を更新、ハイイールド債も直近高値に迫るなど各市場がテクニカルポイントに差し掛かり、ブレイクと共にリスクオンムードが広りやすい」との見方を示した。

セクター別では不動産株への買いが目立った。東証業種別では不動産業<.IRLTY.T>が値上がり率トップ。野村不動産ホールディングス<3231.T>が2017年3月期の住宅販売計画を達成する公算との一部報道が買い手掛かりとなり、同社のほか、三井不動産<8801.T>や住友不動産<8830.T>などの大手不動産が軒並み5%前後の上昇となった。

またゲーム関連銘柄も活況。20日23時に新型ゲーム機「NX」の映像をホームページで公開すると発表した任天堂<7974.T>が人気化。任天堂の売買代金は1393億円と、東証1部全体の6%強を占めた。新たなスマートフォン向けゲームのサービス開始を発表したガンホー<3765.T>は大幅高となった。

半面、昭和電工<4004.T>が後場急落。日本経済新聞が電子版で同社が独SGLグループが手掛ける黒鉛電極事業を買収すると報じた。買収額は数百億円としている。

東証1部騰落数は、値上がり1446銘柄に対し、値下がりが414銘柄、変わらずが125銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      17235.5 +236.59

寄り付き    16999.36

安値/高値   16992.14─17235.5

TOPIX<.TOPX>

終値       1370.8 +13.60

寄り付き     1356.27

安値/高値    1355.44─1370.8

東証出来高(万株) 185108

東証売買代金(億円) 20825.78

(杉山容俊)

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