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米銀の株式トレーディング苦戦、顧客が債券にシフト

ロイター
2016年10月20日
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10月18日、米大手銀行の株式トレーディングが苦戦を強いられている。写真はその1つであるバンク・オブ・アメリカの支店。NY市で2008年10月撮影(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

[18日 ロイター] - 米大手銀行の株式トレーディングが苦戦を強いられている。これまで第3・四半期決算を発表した各行のうち、ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースが小幅の増収を確保したが、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)とシティグループは収入が大きく落ち込んだ。

 第3・四半期は銀行の顧客の資金が株式から債券へと戻った。銀行幹部は米大統領選や英国の欧州連合(EU)離脱問題、米連邦準備理事会(FRB)の利上げなどを巡る懸念を、株式トレーディング退潮の要因に挙げた。株式は債券よりリスクが大きいとみられ、市場の不透明感が強い局面では投資家に敬遠される傾向がある。

 こうした市場環境に起因する株式トレーディングの減収は一時的と思われ、銀行の事業戦略に影響しないだろうとの声が出ている。

 ただ、ムーディーズ・インベスターズ・サービスの銀行アナリスト、アナ・アルソフ氏は、第3・四半期の株式市場はボラティリティが乏しく、投資家が取引に積極的になる理由は少なかったと指摘。株式トレーディングの落ち込みは、市場にある自然な循環の結果だとの見方を示した。

 株式トレーディングは利益率が比較的小さいにもかかわらず、銀行はこれまで積極的に投資してきた。債券商品よりエクイティ関連商品を保有する方が総じて資本規制の適用が緩やかになるからだ。

 ノムラのアナリスト、スティーブン・チュバク氏は「エクイティ事業の成長と持続力についてはある程度の不安があるものの、新たな規制の枠組みの面では扱いがかなり銀行にとってフレンドリーだ」と指摘した。

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