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世界貿易の拡大鈍化、潜在成長力低下など構造要因の影響大=日銀

2016年10月20日

[東京 20日 ロイター] - 日銀は20日、リーマンショック後の世界の貿易量の伸び率低下について分析した論文を公表した。伸び率鈍化の7割が世界の潜在成長力の低下や、中国での内製化の進展など構造的な問題によるとの試算を明らかにした。

世界の貿易量(実質輸入)は、03─06年は年率8%程度で拡大しており、貿易量の伸び率が実質GDP(国内総生産)成長率を上回っていたが、2012─15年は2%弱に鈍化、貿易量の伸び率も実質GDPの成長率を大幅に下回った。

リーマンショックを境に、先進国に比べ新興国の貿易増加ペースが急減しており、財別では、資本財や化学工業原材料、耐久消費財、燃料などの貿易量鈍化が著しい。

日銀では貿易量と、1)世界経済の潜在成長率の低下、2)GDPの伸びに対する貿易量の伸び率の鈍化、3)短期的な景気変動──の関係を試算。貿易量の伸び率鈍化の7割が、1)のGDP成長率と、2)GDP伸び率に対する貿易鈍化で説明できるとしている。2)が想定される要因として、中国の内製化や貿易自由化の停滞といった構造要因を挙げている。

(竹本能文)

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