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三井生命、外債の積み増し継続 外部委託投信も活用=16年度下期運用計画

2016年10月20日

[東京 20日 ロイター] - 三井生命保険が発表した2016年度下期の運用計画は、外国債券を中心に投資する方針を継続する。為替ヘッジ付き外債、ヘッジなし外債を保険の販売状況に応じてそれぞれ数百億円規模で積み増す計画。ドルのヘッジコスト上昇に対応するため、外部委託投信の活用を増やす。

松多洋一郎・執行役員運用統括部長は、円債は運用難の環境が続いており、下期も主戦場は外債になると述べた。

為替ヘッジありの外債は今年度1000億円程度の増加を計画していたが、上期ですでに1400億円程度増加した。同社は円建て保険の売り上げに見合う分のヘッジ付き外債を購入しており、下期は数百億円規模の増加となる見通し。

ドルのヘッジコスト上昇に対応するため、上期は利回りが高めのモーゲージ債や欧州でもスプレッドの取れる周辺国の国債に投資していたが、下期はこれに合わせて外部委託投信も活用する。松多氏は「外部に委託して我々と異なる手法の運用に分散する」と述べた。内外債券を中心とするファンドに数百億円投入する方針で、「数百億円という3ケタの中では上の方」(松多氏)という。

為替ヘッジなしのオープン外債についても数百億円程度積み増す。同社は豪ドル建ての終身保険や年金などを販売しており、ヘッジ付き外債と同様、売り上げ見合いで積み増す。下期は600億円程度の増加を見込んでいる。

日銀が9月の決定会合で金融政策の枠組みを変更し、国債買い入れでイールドカーブ(利回り曲線)の形状を意識した「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入した。松多氏は、影響がどうなのか見極めている段階とし、投資妙味がでてくれば(日本国債も)投資の対象に入ってくるが、金利がマイナスの部分には「投資するつもりはない」と述べた。

国内株式、不動産は横ばいを計画する。

2016年度下期の相場見通し(レンジと年度末)は以下の通り。

日本国債10年物利回り マイナス0.20―プラス0.10%(年度末0.00%)

米10年債利回り    1.50─2.30%(同1.90%)

日経平均        1万5800─1万8300円(同1万7100円)

ドル/円        100―110円(同105円)

ユーロ/円       104―119円(同112円)

(杉山健太郎:編集 佐々木美和)

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