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金融機関などが開発したブロックチェーン、オープンソース化へ

2016年10月21日

[ロンドン 20日 ロイター] - ニューヨークに本拠を置くフィンテック企業「R3」と世界の大手金融機関70社強が共同開発したブロックチェーンのプラットフォーム「コーダ」は、コード(プログラム)を一般に開示してオープンソースとする方針であることが、ロイターの取材で明らかになった。

R3のチーフエンジニア、ジェームズ・カーライル氏はロイターに「われわれは他の銀行や企業にこのプラットフォーム上に搭載される商品を開発してもらいたい。個々の企業がそれぞれ独自のプラットフォームを作ることは望んでいない。お互いに会話できない多数の離島ができる事態となってしまうからだ」と述べた。

同氏は「多数の商品が搭載された単一のプラットフォームがあれば、お互いに通信しながら技術革新を進められるインターネットのような環境を確保できる」と説明した。

コーダのコードは11月30日に、ブロックチェーン技術の標準化を進めるためリナックス・ファウンデーションが主導する「ハイパーレジャー」プロジェクトに提供される。

コーダは証券や金融派生商品(デリバティブ)の処理や決済など金融業界に特化した形で開発されたプラットフォーム。デジタル通貨ビットコインと同じ技術を使っているが、取引データへのアクセスは制限され、より複雑な取引を処理できるようになっている。

R3のデービッド・ラッター最高経営責任者(CEO)は「小規模で本質的に異なる技術プロジェクトに何百万ドルもの資金をやみくもに投資するのは、予算が逼迫(ひっぱく)した状況下では適切ではない」と指摘。「判断を誤るリスクは、潜在的な利益を大きく凌駕し得る。この技術の力がネットワーク効果にあることを考慮すると、現行のコンソーシアム型モデルは計画を実現に向けて進めてホールセールの金融市場に浸透させる上で理想的な手法だ」と述べた。

※英文参照番号[nL8N1CQ204](契約の内容によっては英文がご覧いただけない場合もあります)

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