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ドル103円後半に下落、白井前日銀審議委員の発言で投げ売り

2016年10月21日

[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル安/円高の103円後半だった。株価を眺めて小幅に上下していたが、午後2時半頃に下押し圧力が強まり、104円ちょうどを割り込んだ。白井さゆり前日銀審議委員の発言に反応したとみられる。

ドル/円は午前7時からの値幅が上下20銭程度と、極めて狭い範囲で取引されていたが、白井氏の発言が伝わると、104.08円付近から103.84円まで急落した。日銀がこれ以上ETFの買い入れを拡大することについて、白井氏が「よほどのことがないと困難」との認識を示したと、一部通信社が伝えたという。

市場では「朝からドル買いで入った参加者が上を攻めきれなかったところ、白井氏の発言が伝わって投げさせられた」(国内金融機関)との声が出ていた。午後3時にかけて103.75円まで下落した。

きょうは黒田東彦日銀総裁の発言が伝わったが、市場の反応は限定的だった。黒田総裁は衆院財務金融委員会で、円高や石油価格の下落により足元の物価の水準が「想定より下がっている」と述べ、10月31日━11月1日に公表される物価見通しでは「16年度の物価に一定の下方修正の可能性がある」などと指摘した。

<ユーロ/ドルは7カ月超ぶり安値>

ユーロ/ドルは前日からの流れを引き継ぎ弱含む展開。午前に7カ月超ぶりの安値をつけた後、午後に入っても戻りは鈍かった。

ユーロは午前の取引で1.0896ドルと3月10日以来の安値まで下落。前日のドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁会見後の流れを受け継いでじりじり下げていたが、6月24日に付けたブレグジット後の安値1.0912ドルを割り込むと、ストップロスを巻き込みながら下落した。

午後は1.09ドルちょうどを挟んで小動きとなった。市場では「金融緩和の限界が近いのは日銀と一緒。(ユーロは)売られても1.08ドルちょうどくらい(が下値)のような気がする」(邦銀)との声が出ていた。

ドラギ総裁は20日、成長支援とインフレ押し上げに向け、大規模な資産買い入れの継続にコミットしているとの立場を示し、市場で浮上していたテーパリング観測を強く否定した。

ドル/円<JPY=>   ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 103.82/84 1.0903/07 113.20/24

午前9時現在 104.11/13 1.0927/31 113.77/81

NY午後5時 103.94/96 1.0928/30 113.54/58

(為替マーケットチーム)

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