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NY市場サマリー(21日)

2016年10月22日

[21日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対し2月初旬以来の高値をつけた。ユーロが7カ月ぶりの安値をつけたことに加え、米連邦準備理事会(FRB)が年内利上げに踏み切るとの見方が高まっていることが背景。ダドリー米ニューヨーク連銀総裁などFRB当局者のタカ派発言や米大統領選挙で民主党のヒラリー・クリントン候補が勝利するとの見方が、12月の米利上げ予想を後押ししている。

主要6通貨に対するドル指数は98.813と、2月3日以来の水準に上昇。一方、ユーロ/ドルは3月10日以来の安値となる1.0859ドルまで売られた。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が前日の理事会後の会見で、追加緩和の可能性を示唆したことがユーロを引き続き圧迫した。

また中国人民銀行(中央銀行)による外貨準備のリバランスの可能性も材料視された。人民元の対ドル相場はこの日、1ドル=6.75元を下回り、2010年9月以来の安値を付けた。

<債券> 薄商いのなか国債利回りがほぼ横ばいで推移した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の前日の国債買い入れに関するコメントを受けた債券需要が、米連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げに踏み切るとの観測で相殺された形となった。

終盤の取引で10年債利回りは1.738%で推移。前日終盤からの下げ幅は1ベーシスポイント(bp)以下となっている。この日は主要な米経済指標の発表がなかったことも売買が細る要因となった。市場関係者は、5年債と30年債の利回り格差が200日移動平均を下回って推移していることなど、テクニカルな面からも米長期債に対する支援が見られていると指摘。この日の取引では同利回り格差は一時2bp縮小。取引終盤では前日からほぼ横ばいの125bpとなっている。

FRBが12月の会合で利上げに踏み切るとの観測からこの日の取引では米2年債や米3年債などの短期債の利回りはやや上昇した。

<株式> まちまちだった。S&P500種とダウ平均は小幅続落、ナスダックは小幅反発で取引を終えた。決算内容が好感されたIT大手マイクロソフトやファストフードのマクドナルドが買われ、エネルギーやヘルスケアの関連銘柄値下がりを相殺した。マイクロソフトは終値の過去最高値をつけた。

S&Pのエネルギー指数とヘルスケア関連指数 は、それぞれ約0.7%と約0.9%の下落だった。医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンとメルクはともに1.2%安とヘルスケア部門で最大の下げとなった。油田サービス世界最大手のシュルンベルジェは3.0%の下落だった。一方、マイクロソフトは4.3%高で、終値は59.69ドルと過去最高値をつけた。マクドナルドは3。0%高だった。

トムソンロイター調べによると、S&P500種を構成する企業の23%が既に決算を発表。第3・四半期は1.1%の増益見通しとなり、今月初めの0.5%減益見通しから改善した。 

<金先物> ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感に押されたが、安全資産としての買いも入り、ほぼ横ばいとなった。12月物の清算値は前日比0.20ドル高の1オンス=126 7.70ドル。この日は主要な米経済指標の発表などがなく新規の手掛かり材料が不足する中、ドル建てで取引される金は、外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことに伴う割高感に圧迫された。ただ、米株相場の続落などを背景に金には「質への逃避買い」が入る場面もあり、おおむね小幅なレンジでもみ合う展開となった。

<米原油先物> 主要産油国による生産調整への期待と不安が交錯する中、小反発した。この日から中心限月に繰り上がった米国産標準油種WTI12月物の清算値は前日比0.22ドル (0.43%)高の1バレル=50.85ドル。ロシアのノバク・エネルギー相はこの日、来年の石油生産について、旧ソ連崩壊後で最高となる5億4800万トン(日量1100万バレル)を目標としていることを明らかにした。一方で同相は、価格の安定には主要産油国による増産凍結がなお必要と述べたとも伝えられたため、市場では供給過剰懸念と生産調整期待が交錯。相場は50ドル台前半から51ドル近辺にかけての水準で不安定な値動きとなった。

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