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英投資家、価格下落も金保有継続 EU離脱への懸念強く

2016年10月24日

[ロンドン 21日 ロイター] - 英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を決めた後に資産保全目的で金を購入した投資家は、価格が下落基調に転じても保有を続けており、一部には買い増す動きもみられる。

ポンド建て金相場<XAUGBP=R>は、7月に付けた3年半ぶり高値からは4%ほど下落。ただ、依然として100ポンド付近で、離脱決定前の水準を上回っている。

英国の金取引業者の報告によると、金の販売量はここ数週間増加した。貿易や外国投資が制約され、ポンドが一段安になる「ハード・ブレクジット」に対する不安の高まりが要因だった。

EU離脱決定を受けて、金需要はかつてないほど高まっているという。買い手の大半は金購入が初めて。株式やポンドの相場下落により、自宅や金庫で保管できて銀行に預ける必要がない有形資産を求める動きが出てきたとみられる。

王立造幣局は、4400ドルする100グラムの金塊の販売量が、6月23日の国民投票後の2週間で7倍に増えたとしている。同局金塊担当のクリス・ハワード氏は「10月の販売量は、前月から比べると倍以上に、6月との比較では50%増える見込みだ」と述べた。

オンライン金取引大手ブリオンボールトのエイドリアン・アッシュ氏は「金現物を積極的に取引している英投資家が、EU離脱に伴う金融市場の見通しを懸念しているのは明白だ。(ポンド建ての)金価格が上昇を続けるとの期待がある」と指摘した。

一般的に現代の英国では、金への関心はそれほど高くない。取引業者によると、2008年末のサブプライム危機の初期や、12―13年の欧州債務危機には、金を買う動きが急増した。ただ、今回の関心の高まりは短期間で減退しないと見込まれている。

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