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サムスン電子、第3四半期は30%営業減益 ノート7販売中止で

2016年10月27日

[ソウル 27日 ロイター] - 韓国サムスン電子<005930.KS>が発表した第3・四半期決算は、営業利益が前年同期比30%減少し、2年ぶりの低水準に落ち込んだ。新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」の生産・販売打ち切りが響いた。

営業利益は5兆2000億ウォン(45億7000万ドル)で、自社予想と変わらずだった。同社は当初、7兆8000億ウォンを見込んでいたが、安全性の問題によるノート7の販売中止を受け、予想を引き下げた。

モバイル部門の営業利益は前年同期比96%減の1000億ウォンと、2008年第4・四半期以来の低水準となった。

売上高は47兆8000億ウォン。純利益は4兆5000億ウォンだった。

サムスンのJ.K.シン共同最高経営責任者(CEO)は、同日開いた株主総会で、一連の問題について謝罪。「皆様方の信頼を取り戻すため、全力で努力する必要があることを痛感している」と強調した。

<第4・四半期は回復予想>

サムスンは第4・四半期について「好調な部品部門の主導で業績が(前年比で)回復する見通し」と説明。第4・四半期のモバイル部門は前年同期と同じ水準まで業績を回復させたい、とした。

第4・四半期はスマホ「ギャラクシーS7」や新たな低価格機種の販売を通じ、前年同期に記録した過去最高益2兆2300億ウォンを再び計上することを目指すという。

SKセキュリティーズのアナリストは「部品部門の堅調は続くだろうが、モバイル部門には来年第1・四半期まで期待していない」と述べた。

<ノート7出火原因の調査拡大>

サムスンは、ノート7の出火原因はまだ特定できていないとしており、調査をバッテリー以外にも広げていると説明。J.K.シン共同CEOは、バッテリーだけの問題ではない可能性があると述べている。

関係者がロイターに語ったところでは、サムスンが過熱問題の再発防止に努める中、2017年3月の発売が見込まれるギャラクシーシリーズの新モデルの開発が遅れており、ノート7の売り上げを穴埋めするために新モデルの発売が前倒しされる可能性は低い。

サムスンはまた、自社株買いを検討しているとも明らかにした。

サムスンは、「物言う投資家」として知られる米エリオット・マネジメントが提案している、特別配当の支払いや、上場持ち株会社と上場事業会社への分社化案について、検討する方針をあらためて示した。

サムスンは、一連の提案をめぐっては11月末までにエリオット側に回答を示し、株主還元策についても明らかにする意向を発表した。

*内容を追加しました。

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