株式レポート
10月27日 8時48分
マネックス証券

金融政策に関する個人投資家アンケート~マイナス金利の不人気は定着するも、投資家マインドはやや改善 - 金融テーマ解説

マネックス証券では、10月31日~11月1日の金融政策決定会合を前に、個人投資家向けに日銀の金融政策に関するサーベイを行った(実施期間:10月7日~11日、回答者数:745名)。

個人投資家の間には、マイナス金利政策に対する否定的な見方がすっかり定着してしまった。「どんな金融政策が取られれば、投資に強気になれるか」という定例の質問に、今回初めて、「マイナス金利の停止(利上げ)」という選択肢を設けたところ、これまで最も支持されていた「ETF/JREITの更なる増額」をおさえ、最多の回答を得た(図表5)。

 「日銀のマイナス金利はインフレ期待醸成に貢献しているか」という問いに対しては、過半数の50.3%の個人投資家が「貢献していない」と答える一方、「貢献している」という答えは11.1%とこれまで同様低位に留まった(図表1)。

一方、投資や消費を積極化する動きも若干ながら見え始めた。「マイナス金利導入以降、投資意欲が高まった」という回答は、依然として「減退した」とする回答を下回っているものの、比率は前回調査からは若干持ち直し、直近3回の調査の中では最も高かった(図表4)。

直近のマネックス証券「個人投資家サーベイ」(16年10月調査)によれば、個人投資家は日本の株式市場に対してやや強気になっている(図表7)。Brexit問題の落ち着きや大統領選の不透明感後退等の海外要因も関係しているが、金融政策に当面大きな動きはなさそうだという見方が広がったことも寄与しているとみられる。

来週の金融政策決定会合で政策維持が決定されれば、個人投資家のセンチメントは更に回復に向かう可能性が高いだろう。

【金融政策に関するアンケート結果のポイント(10月7~11日実施)】
● 「日銀のマイナス金利導入はインフレ期待醸成に貢献しているか」という問いに対しては、過半数の50.3%の個人投資家が「貢献していない」と答える一方、「貢献している」という答えは11.1%とこれまで同様低位に留まった(図表1)。

● 1年前に比べて「家計を引き締めている」という回答は、「緩めている」という回答を大きく上回る34.8%に上った(図表2)。しかし、9月調査よりは消費にやや積極的になっており、「家計を引き締めている」とする回答の比率は低下した。

● 消費に関する補足質問として、今回「現在の金融・経済情勢下では、貯金を増やすべきだと思うか、取り崩して投資や買い物をすべきだと思うか」と聞いたところ、「貯金を取り崩して買い物や投資をすべき」という回答は、「貯金を増やすべき」という回答を若干ながら上回った(図表3。前回調査なし)。

● マイナス金利以降の投資意欲の変化度合いについて訊ねたところ、前回までの調査同様、「投資意欲が高まった」という回答は、「減退した」という回答を下回った(図表4)。但し、「高まった」という回答は13.7%と、前回調査の8.8%からは改善し、依然低位ながら直近3回の調査の中では最も高かった。

● 「今後日銀がどのような金融政策を行ったら、投資に強気になれるか (複数回答可)」という質問について、今回初めて、「マイナス金利の停止(利上げ)」という選択肢を設けたところ、これまで最も多かった「ETF/JREITの更なる増額」という回答を上回り、一番多くの支持を得た(図表5)。

● 一方、追加緩和の時期の予想を訊ねたところ、「次の金融政策決定会合で追加緩和がある」(今回でいえば11月1日)という回答は、今回わずか2.3%で、過去の調査の中で最も低かった(図表6)。

● 同時に実行したマネックス証券「個人投資家サーベイ」(16年10月調査)によれば、個人投資家は日本株に対してやや強気になっている(図表7)。

これは、上記の通り、不人気が定着したマイナス金利について、"深掘り"されるというリスクが遠のいたことが背景の一つにあると思われる。来週の金融政策決定会合でも、市場の予想通り、マイナス金利の深掘りがなければ、個人投資家のセンチメントは更に改善する可能性があるだろう。

● 回答者のプロフィールについては調査の概要と回答者の属性を参照。株式投資の経験が10年以上の割合が60%と高いのが特徴である。

【アンケート結果のデータ】(出所はすべてマネックス証券の実施したアンケート調査)

【図表1】日銀のマイナス金利導入は、インフレ期待の拡大に貢献していると思いますか(直近回答者数745名)

【図表2】昨年の今ごろと比べて、家計支出を引き締めていますか、緩めていますか(直近回答者数745名)

【図表3】現在の金融・経済情勢下では、貯金を増やすべきだと思いますか、取り崩して買い物や投資をするべきだと思いますか(回答者数745名)

【図表4】今年1月の日銀のマイナス金利導入決定後、あなたの投資意欲に変化はありましたか?(直近回答者数745名)

【図表5】日銀がどのような金融政策を行ったら、投資に強気になれますか?(複数回答)

【図表6】次回の金融政策決定会合で追加緩和が実施されると回答した割合(毎回の調査で「次の追加緩和はいつだと予想しますか?」という質問に対して、それぞれの時点で、最も近い金融政策決定会合で追加緩和があると思うと回答した人の比率。直近回答数745名)

【図表7】市場に対する見方(DI=「上昇すると思う」と回答した割合から「下落すると思う」と回答した割合を引いたポイント)

(出所)マネックス証券「個人投資家サーベイ」16年10月調査

■調査の概要と回答者の属性
調査方式: インターネット調査
調査対象: マネックス証券に口座を保有している個人投資家
回答数: 745
調査期間: 2016年10月7日~10月11日

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)


マネックス証券
株式売買手数料(指値) 口座開設
10万円 30万円 50万円
100円 250円 450円
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~
◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の口座開設はこちら!

 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

 

Special topics pr

ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

9月号7月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【攻め&守りの高配当株&株主優待ベスト117】
攻めと守りで儲かる高配当株」の投資法
今が買い高配当株52銘柄を大公開
高配当株億を作った個人投資家のワザ
・27%超も!「株主優待」目的別ベスト117
・「優待+配当」の合計利回りランキング
確定拠出年金読者損益リアル白書
・17年上半期の投信上昇率ランキング
4年ぶりの買い場高利回りJリート
LINEなど5大ポイントの貯める&使うテク
定年後の5年間でトクする働き方
東芝など不祥事株の売り・買い診断
・東証1部昇格期待株を先回りで狙え!
不足する高齢者施設の問題点とは?

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!