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ドル横ばい、FBI捜査再開の大統領選への影響懸念=NY市場

2016年11月1日

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対し高値から押し戻され、おおむね横ばいとなった。米連邦捜査局(FBI)による米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏に対する捜査再開が選挙に与える影響への懸念が再び強まり、ドルの重しとなった。

終盤のドル/円<JPY=>は0.14%高の104.84円。月間でみると3.5%上昇。連邦準備理事会(FRB)が12月に追加利上げに踏み切るとの見方を背景に、ここ5カ月で最も大きな伸びとなった。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は、一時0.4%上昇する場面もあったが、終盤はほぼ横ばいの98.373。月間では、約3%の上昇となった。

ユーロ/ドル<EUR=>は、直近でほぼ横ばいの1.0978ドル。月間では約2.3%の下落で、最近5カ月で最も大きな値下がりとなった。

アナリストは、11月8日の大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ氏が勝利する可能性が懸念され、ドルが円やユーロなどに対して当初の高値から押し戻される要因になったと指摘した。

クリントン氏が選挙で勝利した場合、おおむね現状が維持されるとみられているのに対し、トランプ氏が勝った場合には米国の外交政策や貿易協定、国内経済にどのような影響をもたらすか、より不透明になる。FBIによる再捜査が明らかになった28日の外為市場でドルが下落したのはそのためだ。

シティーグループのG10FX戦略グローバル責任者、スティーブン・イングランダー氏は「みんな、ヒラリーが勝つという大多数の見通しに変わりはないと世論調査を見て確かめたいと思っている」と話した。

アナリストはまた、トランプ氏が勝利するようなことがあれば、FRBの12月利上げというシナリオにも狂いが生じる可能性があるとみている。CMEグループのフェドウォッチによると、市場が織り込む12月利上げの可能性は直近で約78%。

ポンド/ドル<GBP=D4>は終盤、0.4%高の1.2238ドルで取引された。イングランド銀行(BOE、中銀)のカーニー総裁がこの日、任期を1年延長し2019年6月末まで留任する考えを表明。英国の欧州連合(EU)離脱手続きの円滑化に尽力する姿勢を示したことが支援材料となった。

ドル/円 NY終値 104.81/104.83

始値 104.96

高値 105.22

安値 104.79

ユーロ/ドル NY終値 1.0979/1.0983

始値 1.0953

高値 1.0983

安値 1.0936

*内容を追加しました。

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