ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

[シドニー 1日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が1日、政策理事会後に発表した声明は以下の通り。

政策理事会はきょうの会合で、政策金利のキャッシュレートを1.50%に据え置くことを決定した。

世界経済は引き続き、平均を下回るペースで成長している。先進国における労働市場の状況はここ1年で改善したが、世界の鉱工業生産と貿易の伸びは依然として抑制されている。最近の中国の経済状況は、インフラ整備や不動産建設の伸びに支えられ安定したが、成長に対する中期的なリスクが残っている。インフレ率は引き続き、大半の中央銀行のターゲットを下回っている。

コモディティー(商品)価格はここ数年、かなり大幅に下落していたが、この数カ月は上昇している。コモディティー価格の上昇は、オーストラリアの交易条件の改善を支援しているが、豪交易条件は引き続きここ数年の水準を大幅に下回っている。

金融市場は効果的に機能している。高格付けの借り手の資金調達コストはなお低く、世界的に金融政策は極めて緩和的だ。政府債の利回りは上昇したが、依然として歴史的な低水準だ。

豪国内に関しては、緩やかなペースで経済が成長している。鉱業投資の大幅な落ち込みは、住宅建設や公的需要、輸出などその他分野の成長で相殺されている。家計消費は妥当なペースで伸びているが、最近はやや鈍化しているようだ。家計と法人の心理に関する指標は、引き続き平均を上回っている。

労働市場の指標は引き続きややまちまちとなっている。失業率は今年低下しているが、国内の雇用の伸びにかなりのばらつきが見られる。パートタイム雇用は力強く伸びているものの、全般的な雇用の伸びは鈍化している。将来に関する指標は短期的に雇用が引き続き拡大することを示している。

インフレはかなり低い水準にとどまっている。第3・四半期のインフレ指標はおおむね予想通りで、基調インフレは引き続き1.5%前後で推移している。非常に抑制された労働コストの伸びと海外の非常に低いコスト圧力を踏まえると、低インフレはしばらく続く公算が大きい。低金利が国内需要を支援しており、2013年以降の通貨安は貿易セクターを支えている。

金融機関は価値ある目的のために貸し出す態勢を取っている。これらの要素は全て、経済が必要な調整を行うのを支えている。ただ、通貨高がこれを複雑にする可能性がある。

成長率とインフレに関する中銀の予想は3カ月前からほとんど変わっていない。今後1年間に経済は潜在成長率に近い水準で拡大する見通しで、その後徐々に成長ペースは加速していく。インフレは今後2年間に徐々に上向く見込みだ。

住宅市場に関しては、監督機関によって貸出基準が強化され、一部の貸し手は特定分野への貸し出しに対してより慎重な姿勢を取っている。

住宅市場の取引と住宅向け融資の伸びは過去1年に鈍化した。住宅価格の上昇率も1年前の水準を下回っているが、一部の市場では過去数カ月間に大幅に上昇している。今後数年、東部の都市を中心にかなりの数の集合住宅の供給が計画されている。家賃の伸びはここ数十年で最も低い。

入手可能な情報を考慮し、5月と8月の会合で金融政策を緩和したことを踏まえると、理事会は、今回の会合で金融政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した。

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


ロイター発 新着ニュース

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 新着ニュース」

⇒バックナンバー一覧