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スイス中銀、米大統領選めぐる動向注視 通貨高抑制に注力=総裁

2016年11月2日

[ヴェヴェイ(スイス) 1日 ロイター] - スイス国立銀行(中銀)のジョルダン総裁は1日、米大統領選をめぐる市場動向を注視するとともに、「著しく過大評価されている」スイスフランの押し下げに向け引き続き行動する用意があるとの認識を示した。経済界首脳が出席するイベントで述べた。

スイスフランはこの日、対ユーロで6月末以来の高値に上昇。市場関係者によると、米大統領選でドナルド・トランプ共和党候補が勝利するとの見方が高まり、安全資産とされるスイスフランに逃避買いが膨らんだ。

総裁はトランプ大統領誕生の可能性については詳しい言及を避け、市場の動向を注視していると述べた。

その上で「欧州、米国、中国などの国が国際貿易は良いことだとの見解を維持し、保護主義に反対する措置を講じることが重要」とし、米国が自由貿易に逆行する事態となれば、小国で輸出依存度の高いスイスにとっては望ましくないとの考えを示唆した。

総裁はまた、為替介入とマイナス金利が金融政策の2本柱だと指摘。金融政策の目標は、スイスフランに対する圧力を吸収・軽減するとともに、経済を支援し、インフレ率をプラスに回帰させることだとした。金融政策は引き続き適切とも述べた。

金融政策は10年前よりも困難になったとしたほか、世界経済に対するリスクは、ユーロをめぐる不確実性や英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて、引き続き下向きとの認識を示した。

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