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最善の結果は英国残留、EU離脱交渉でドイツ賢人委指摘

2016年11月3日

[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツ政府の助言機関である経済諮問委員会(5賢人委員会)は2日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジッド)に関する両者の交渉において最善の結末は、英国を欧州内に留め置くことだと指摘した。諮問委はブレグジットによる最大の脅威は政治への影響だとした。

諮問委は報告書で「英国による欧州連合離脱は経済的な損失を意味するだけでなく、より大きな政治的損失をもたらす」と強調。「今後予定される交渉でブレグジットが回避できるならば、それが最善の結果だ」とした。

諮問委のクリストフ・シュミット委員長は、メルケル首相に報告書を提出後に記者団に対し、6月に英国が国民投票で欧州連合離脱を決めたことによるドイツへの経済的影響はこれまでほとんどなかったが、長期的な影響については見極めるのが難しいと述べた。

 「ブレグジットに関しては、短期的な(ドイツへの)影響はほとんどみられない。(影響を)最も受けているのはもちろん英国自身だ」とした。

5人の専門家で構成される諮問委の報告は、欧州の政治的安定が脅威にさらされるとして、欧州の国際的な市場にある「4つの自由」を英国に好きな部分だけ「つまみ食い」させてはならないとした。

メルケル首相は報告を受けた後の記者会見で「英国との交渉によって発生する欧州連合内の摩擦をは最小限にするべきだ」と述べた。同時に、人、モノ、サービス、資本の移動の自由を保証する4つの基本的自由を挙げ、英国との交渉はこれを基に進めるべきとも述べた。

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