ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

ヘッジ外債の軸足、社債等へ移行=損保ジャパン日本興亜下期計画

2016年11月7日

[東京 4日 ロイター] - 損害保険ジャパン日本興亜<8630.T>は、2016年度下期の一般勘定の運用計画で、年度内に積み増す予定のヘッジ外債の軸足を、低利回りの米国債から社債や国際機関債に移す方針を明らかにした。また、米保険会社の買収資金の一部手当てのため、国内債を売却する方針。

<外債投資、為替相場>

同社は16年度にヘッジ外債を1000億円程度積み増す計画を明らかにしている。下半期は、ヘッジコストの上昇に対応するため「米国債中心の運用から、ドル建て社債や国際機関債など、スプレッドをとれるものに軸足を移した」(運用企画部運用計画グループ・グループリーダーの倉知秀利氏)という。

社債はドル建てで投資適格級のものが基本的な投資対象だが、ファンドへの投資などを通じて、結果的にハイイールド債にも多少の資金が振り分けられているという。欧州債などへの通貨分散は予定していない。

オープン外債は年度を通じて一定程度増やす方針で、下半期も相場環境を見ながら引き続き積み増す予定。 年度末の米10年国債利回りは1.5―2.0%と予想。ドル/円は年度末で104―108円と見込んでいる。

リスク要因としては、同グループ特命課長の西田拓郎氏は、米大統領選のトランプリスクに加え、来年3月の米債務上限問題を挙げた。米国は昨年年10月に、債務上限凍結を17年3月15日まで再延長してデフォルトを回避している。

<円債、株式>

国内債は「上半期は事業債を中心に増加となった。下半期は買収資金の手当てのために売却を予定し、国内債保有は減る方向」(倉知氏)という。

年度末の日本国債10年物利回りはマイナス0.1%―プラス0.1%を予想。

同社の持ち株会社SOMPOホールディングスは、米国で事業を展開する企業保険大手エンデュランス・スペシャルティ・ホールディングスの買収手続きを開始することで合意している。買収総額は63.04億ドル。

国内株は、昨年度に引き続き圧縮方針。

年度末の日経平均は1万6000円―1万8000円を予想する。外国株や新興国投資は、低金利環境前から一定の残高を有しており、横ばいから微減にとどめる。

ドル建て社債への投資拡大を通じて「海外のクレジットリスクを積み増している」(倉知氏)といい、外国株などでのリスクテークは積極的には行わない方針。

(佐野日出之、森佳子)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


ロイター発 新着ニュース

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 新着ニュース」

⇒バックナンバー一覧