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ソフトバンクを「業界のバークシャーに」 孫社長が投資に意欲

2016年11月7日

[東京 7日 ロイター] - ソフトバンクグループ<9984.T>の孫正義社長は7日の決算説明会で、同社はテクノロジー界の米バークシャーを目指していると述べ、新ファンドによる投資に意欲を示した。

バークシャーは米投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社で、傘下に保険会社などを抱えている。

孫社長はソフトバンクの方向性について「テクノロジー業界のバークシャー・ハサウエイを目指している。彼らは保険というキャッシュローを生み出す事業を片方で持ちながら、投資を行っている」と述べ、同じくキャッシュフローを生み出す国内携帯電話事業を抱える同社の姿を重ねた。

ソフトバンクは10月14日、世界規模でテクノロジー分野に投資する10兆円規模のファンドを設立すると発表。今後5年間で250億ドルを出資、サウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)も同期間に最大450億ドル出資する方向で検討している。さらに複数の投資家とも交渉中で、孫社長は「10兆円は調達できると思う」と自信を示した。投資先は「十数年でエグジットすることが前提」という。

<バランスシート改善に自信>

今後、数百億円以上の投資については原則、新ファンド経由で行う方針。孫社長は「年間6000億円のフリーキャッシュフローがあって、新たな投資は原則としてファンド経由でやるので、借入比率は自然に改善する」と述べ、相次ぐ買収で膨らんだ負債に対する投資家の不安を払しょくした。

現在4.0倍程度の純有利子負債EBITDA倍率は数年以内に3.5倍まで縮小させる方針。

<国内通信堅調で営業増益>

2016年4─9月期連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年比3.5%増の6539億円だった。アスクル<2678.T>子会社化による一時益がはく落したヤフー<4689.T>は減益となったものの、米スプリント<S.N>の回復や安定成長期に入った国内通信が利益を押し上げた。

売上高は前年比0.2%減の4兆2718億円だった。前年同期よりも円高水準にある為替レートがスプリントの売上高を目減りさせた。

同期には中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング<BABA.N>の一部売却関連でデリバティブ関連損失1700億円を計上したが、この損失は商品設計上、今後3年間で累計9億ドルになることが決まっている。

*内容を追加します。

(志田義寧)

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