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日産、為替影響で中間営業利益14%減 通期業績予想は維持

2016年11月7日

[横浜 7日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>が7日発表した2016年4―9月期(中間)連結決算では、営業利益が前年同期比14%減の3397億円となった。為替影響が押し下げた。下期の販売攻勢を見込み、17年3月期(今期)通期の業績予想と世界販売計画は従来のまま維持する。

同社は今期末に営業利益率8%の達成を目標としているが、中間期は6.4%にとどまった。中間営業利益に対し為替は1798億円の減益要因。購買コスト削減などで1427億円を押し上げたが、販売費用もかさんで為替影響を補えなかった。

西川廣人・共同最高経営責任者(CEO)は会見で、「為替影響を除くと営業利益率は8.5%というレベルに上昇する」と指摘し、「残念ながら為替の影響を全て補うことはできなかったが、事業運営効率は前年に対して確実に大幅に改善している」と振り返った。

北米の中間営業利益は同27.3%減の1428億円だった。販売は5.4%伸びたが、競争激化で販売奨励金(インセンティブ)が膨らんだ。西川共同CEOは、北米市場では「下期にも商品投入を予定しており、かなり販売が伸ばせる」とし、「インセンティブが急速に上昇しないように販売の品質をキープして販売を増やしたい」と語った。

今期の連結業績予想は従来通りで、営業利益は前期比10.5%減の7100億円。トムソン・ロイターの調査では、アナリスト23人の予測平均値は6878億円。世界販売計画560万台は据え置いた。米国での新車投入などで「下期に大幅な台数増を見込む」(西川共同CEO)。

今期の想定為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=120円で変更しない。

<新車販売は日本2割減、中国は年間目標達成確実>

中間期の世界販売は前年同期比0.1%減の261万3000台。北米や中国は好調だったが、日本は約2割減った。燃費不正を起こした三菱自動車<7211.T>から供給を受けていた軽自動車の一時販売停止などが響いた。

中国での販売実績は同3.8%増だった。中国事業担当の関潤専務によると、足元の販売は順調で今年は2桁の伸びとなり、年間販売目標は日産の130万台、現地合弁会社の東風日産の108万台の「どちらも確実に達成する見込み」という。また、12月末で中国政府による小型車減税が終わる見込みで「年間では1桁だが、確実な伸びを維持していく」との見通しを示した。

*内容を追加します。

(白木真紀 編集:田中志保)

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