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NY市場サマリー(8日)

2016年11月9日

[9日 ロイター] - <為替> ドルが対円で105円台前半に上昇した。米大統領選で民主党のクリントン候補が勝利するとの観測が強まり、ドルは円やスイスフランなど安全資産とされる通貨に対して買われ、カナダドルとメキシコペソに対して売られた。

市場関係者によると、大統領選の鍵となるいくつかの州でクリントン氏が優勢との集計が公表されたことで相場が動いた。

ドル/円<JPY=>は一時105.19円と10月31日以来の高値をつけた。終盤は0.55%高の105.04円。ドル/スイスフラン<CHF=>は0.25%高の0.9766フラン。

一方、カナダドル<CAD=D4>は対米ドルで0.2%上昇。メキシコペソ<MXN=>は1%強上昇して9月8日以来の高値をつけた。

BKアセット・マネジメントのFX戦略マネジング・ディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は「クリントン氏の勝利を見込む取引が一斉に動き始め、メキシコペソ、カナダドル、円がこの日の高値や安値をつけた。これはフロリダ州でクリントン氏が勝つという予想が出たためだ」と指摘。「今回の大統領選ではフロリダ州が極めて重要な位置を占めており、クリントン氏がこの州で優勢だという事実は決定的だ」とした。

<債券> 国債価格が下落、利回りは上昇した。米大統領選はこの日投開票を迎えたが、市場では民主党候補ヒラリー・クリントン氏の勝利を織り込む動きが広がった。

30年債利回りは2週間ぶり高水準、10年債利回りは1週間ぶり高水準、2・3年債利回りは10月下旬以来の高水準となった。

FTNフィナンシャル(メンフィス)の金利ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏は「期日前投票でクリントン氏が善戦したとの見方で米国債への売りが膨らんだほか、一部州のクリントン人気で民主が上院で議席を伸ばすのではとの見方も出た」と述べた。

午後行われた3年債入札の需要が低調だったことも国債売りを誘った。応札倍率は2.69倍と、2009年7月以来の低水準だった7月の水準に並んだほか、最高落札利回りは1.034%で9カ月ぶりの高水準だった10月の1.045%から低下した。外国中銀など間接入札者の落札比率は42.6%と前月の52.1%に届かなかった。

<株式> 続伸した。米大統領選で民主党のヒラリー・クリントン候補が勝利する公算が高まったとの見方から買いが優勢となった。

ロイター/イプソスが7日公表した最後の全米世論調査は、クリントン氏が共和党のドナルド・トランプ候補に勝利する確率は90%との結果を示した。

実際の投票者の動きに基づいてリアルタイムの選挙予測を伝えるVoteCastrによると、トランプ氏にとって選挙人獲得が不可欠なフロリダ州では、クリントン氏が優勢となっている。

こうした予測が正確かどうか疑問視する声が多いものの、何人かの投資家は相場を押し上げる材料になったと指摘した。

銃器メーカーのスミス・アンド・ウェッソン<SWHC.O>は2.2%上昇。クリントン政権になれば銃規制が強化されるとの見方から、駆け込み需要の期待が広がった。

医療保険のエトナ<AET.N>は2.8%、アンセム<ANTM.N>は2.7%上がった。いずれも医療保険改革(オバマケア)の恩恵を受けてきた銘柄で、クリントン氏はオバマケア拡充を訴えている。

<金先物> 米大統領選の投開票日を迎えて様子見ムードが強まる中、対ユーロでドルが上昇したことに伴う割安感などに押され、続落した。12月物の清算値は前日比4.90ドル安の1オンス=1274.50ドル。

<米原油先物> 米大統領選の行方に注目が集まる中で売り買いが交錯した後、ほぼ横ばいとなった。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値は前日比0.09ドル高の1バレル=44.98ドルだった。1月物は0.14ドル高の45.61ドルとなった。

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