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情報BOX:トランプ氏勝利を受けたウォール街アナリストの株式見通し

2016年11月10日

[9日 ロイター] - 米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利したことを受けて、ウォール街のアナリストらは同氏の公約を踏まえて複数の業種について見通しを変更し、不透明感の高まりから少なくとも2社の株式ストラテジストがS&P総合500種の年末目標を引き下げた。

アナリストによる予想を以下にまとめた。

<S&P500種>

*BMOは2016年末目標を2250から2100に引き下げ。

*ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズは年末目標を2325から2225に引き下げ。

*バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは年末目標を2000で維持。ゴールドマン・サックスとUBSも2100、2150でそれぞれ維持。

<投資判断引き下げ>

─自動車部品メーカー

*マグナ・インターナショナル <MGA.N> <MG.TO>など6社について、バンカメメリルは米国の貿易や北米自由貿易協定(NAFTA)が見直されるリスクが高まったとして、投資判断を「アンダーパフォーム」に引き下げ。

─ヘルスケア

*バンカメメリルはライフポイント・ヘルス<LPNT.O>の投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げ。ユニバーサル・ヘルス・サービシズ<UHS.N>とテネット・ヘルスケア<THC.N>の判断は「買い」から「中立」に変更した。

*みずほはオバマケア(米医療保険制度改革)が無効になったり新しい制度に代わるリスクが極めて高いとして、ユナイテッドヘルス・グループ<UHS.N>など4社の判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

─再生可能エネルギー

*バンカメメリルはサンパワー<SPWR.O>について、トランプ氏が気候変動関連の支出を削減する方針を示しているため、太陽光発電株に対する投資家の見方が引き続き悪くなる見込みとして、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

─メキシコ関連企業

*バンカメメリルはコンステレーション・ブランズ<STZ.N>について、メキシコ製ビールが売上高の5割以上を占めているため、トランプ氏の勝利による不透明感があるとして、判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。

*鉄道大手カンザスシティー・サザンについてバンカメメリルは、収入の4割以上をメキシコ事業が占めるため、判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

<投資判断引き上げ>

─公益事業

*バンカメメリルはアメリカン・ウォーター・ワークス<AWK.N>について、事業規模が大きいことから政府によるインフラ関連支出の増加と民営化の恩恵が最も大きいとして、判断を「買い」に引き上げた。

─鉄鋼

*ユナイテッド・ステーツ・スチール(USスチール)<X.N>など2社についてジェフェリーズは、トランプ氏が掲げる保護主義的な通商政策を理由に投資判断を「買い」に引き上げた。

*バンカメメリルはコマーシャル・メタルズ<CMC.N>を「アンダーパフォーム」から「買い」に引き上げた。

─防衛

*ドイツ銀行はロッキード・マーチン<LMT.N>の投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げ。

*ドレクセル・ハミルトンはBWXテクノロジーズ<BWTX.N>の判断を「買い」に引き上げた。トランプ氏が公表した海軍増強計画によって中期的に売り上げの押し上げ効果が期待できるとした。

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